今回は、観光情報について書いてみようと思います。
記念すべき第一回ということで、今回は台湾の観光地の中では最も日本人に知られているであろう「九份」(一般的には、「九份老街」と呼ばれることが多いです)についてご紹介しようと思います。ジブリ映画「千と千尋の神隠し」の舞台だと言われている場所ですね。スタジオジブリ側がそう明言しているわけではないそうですが、映画を観た方が訪れれば、きっと「まさにこの雰囲気だ!」と思うのではないでしょうか。個人的にも大好きな場所で、既に何度も訪れています。
まず場所についてですが、一言で言ってしまえば、「台北市の市街地から車で1時間くらい東に行ったところ」にあります。下の地図を見ていただくとよくわかるかと思います。
中央のごちゃごちゃっとしている(青や赤の線は地下鉄です)辺りが台北の市街地です。
九份への行き方としては、3種類あります。
- MRT「忠孝復興駅」近くのバス停からバスに乗る。乗り換え等も必要なく、現地に直行できます。(運賃は100元くらい、つまり400円弱くらいだったと思います。一番安価な方法ですが、道路の混み具合に依るもののだいたい1時間半くらいかかります。)
- タクシーで直行。(乗る場所にもよりますが、だいたい1,000元〜1,500元くらい、つまり、3,500円〜5,500円くらいで行けます。乗る時にいくらで行ってくれるか、運転手さんに聞いてみると安心かもしれません。1時間かからないくらいで着くはずです。ちなみに、MRT「忠孝復興駅」のバス停近くには白タクもよく停まっていて、乗る人数に依りますが、一人200元、つまり750円程度が相場です。)
- 最寄りの鉄道の駅まで電車で行き、そこからバスまたはタクシーで現地へ。(正直、この方法はオススメしません。駅に着いた後、どこからバスに乗れるのかが非常にわかりにくいし、観光地価格ということで、そこからタクシーに乗っても普通に200元以上はとられるので。時間の面でもお金の面でもメリットはありませんが、ローカル電車に興味がある方は試してみてもいいのかもしれません。)
ということで、基本的にはバスで、少し多めのお金でも大丈夫そうならタクシーって感じだと思います。正確なバス停の位置等に関しては、詳述してあるサイトがたくさんあるのでここでは割愛させていただきます。
さて、現地に着きバスを降りると、こんな風景が目に飛び込んでくることでしょう。
山の上というか、斜面にできた街ですから、景色が本当に綺麗です。また、写真から何となく伝わってくるのではと思われますが、程よく霧が出ていることが多くて、非常に幻想的な雰囲気があります。
カフェがいくつもあるので、こういったテラスでお茶を飲みながらまったりするのが一番オススメな過ごし方です。
もちろん、商店街にも非常に活気があります。
狭い通路沿いにたくさんのお店が並んでいて、日本では見ないような食べ物も多いので、食べ歩きが楽しいです。
この細い道をず〜っと歩いて行くと、少し開けた場所に出ることができ、そこではこんな光景が見られます。
よく「千と千尋っぽい!」などと日本人観光客の人たちがはしゃいでいるのはこの辺りでしょうか。
先ほど見えた階段を下から見上げると、こんな感じです。
このアングルからの写真はどのガイドブックにも必ず載っていますね。
日中の九份は活気があってとても楽しいのですが、個人的には、夕方〜夜にかけての景色が一番好きです。時間を追って見てみましょう。
どうでしょうか?
一気に大人な雰囲気になりますよね?
家族や友達とワイワイガヤガヤも楽しいけれど、大人のデートにももってこいだし、一人旅で来て、のんびり景色を眺めながら物思いにふけるのも悪くないですよ。
すごく有名な場所ではありますが、現地在住日本人として、自信を持ってオススメできる観光地の一つです。ぜひ皆さんも、いつか訪れてみてくださいね。