元台湾在住サラリーマンの徒然なる日々

かつて台湾に数年間住んでいた日本人サラリーマンが綴る雑食系台湾ブログ。ご連絡はTwitter(https://twitter.com/superflyer2015)経由でお願いします。

(LTE対応なのにお手頃価格!)台北松山空港で中華電信のプリペイドSIMカードを買ってみました

今回は台湾を旅行で訪れた際に利用すると便利な「プリペイドSIMカード」について、購入方法や価格をご紹介したいと思います。

 

無料Wi-Fiは不便!? 空港でプリペイドSIMカードを購入しましょう


私のように台湾に住んでいる者は基本的にスマートフォン用のSIMカードを日本のみなさん同様、月極契約して使っているわけですが、旅行で短期間滞在する場合はどうするのがベストなのでしょうか。

ご存知の方も少なくないのかもしれませんが、台湾には主に台北メトロ(MRT)の駅構内などで無料で使える公衆無線LAN(無料Wi-Fi)があるため、お金を一切かけないで済ますことも可能と言えば可能です。ただやはり利用可能な場所に強い制限がありますし、実際に繋いでみると通信速度がかなり遅く、回線が混雑していることも多いため、個人的には正直お勧めできません。

ということで、私がオススメするのは、台湾に着いたら空港内で「プリペイドSIMカード」を購入する方法です。もちろんお金はかかりますが、かなりリーズナブルな価格設定ですし、やはり滞在中いつでもどこでも高速データ通信や音声通話が利用できるメリットは大きいです。

 

「SIMロックフリー」のスマホを持って空港内にあるカウンターへ


台北を訪れる場合、基本的には、羽田空港を出発した場合には「台北松山空港」、それ以外の空港を出発した場合には「桃園空港」を利用することになります。どちらの空港にも日本のドコモやau、ソフトバンクに相当するような携帯電話会社(というか、正しくは回線業者)のブースがあり、そこで「外国人専用のプリペイドSIMカード」を買うことができます。
ちなみに、台北松山空港には「中華電信」のブースしかなくキャリアを選べないのですが、桃園空港には複数のキャリアのブースが存在します。ただ、サービスも価格も実際のところ大差ないので、まあどこで買ってもいいのかなと個人的には思っています。

一点注意するべきなのは、「SIMロックがかかったスマートフォンに購入したSIMカードを差し込んでも使用できない」ということです。ですから、SIMロックがかかったスマホを普段使用している方は、渡航前にSIMロックを解除するか、別途SIMロックフリー(つまり、SIMロックがかかっていない)のスマホを用意しておく必要があります。

 

台北松山空港にある中華電信のブースで実際に購入してみました


先日実際に台北にある松山空港内の「中華電信」(日本のドコモに相当)のブースでプリペイドSIMカードを購入してみましたので、写真とともにご紹介したいと思います。

まず、到着ゲートを出たら左に進みましょう。少し歩くと右手に中華電信のブースが見えるはずです。

 

台北松山空港の中華電信


カウンターにいる人に「SIMカードが欲しい」と伝え、パスポートを提示すればスムーズに対応してもらえると思います。スマホを渡せばSIMカードのセットまでやってくれます。

SIMカードの種類としては、「音声通話用」、「3Gデータ通信用(使い放題ではない)」、「一定額の無料通話+LTEデータ通信使い放題」の三種類があります。台北では、日本と違って3G回線の通信速度もけっこう早いので、LTEではなく3G回線でも十分なのですが、やはり使い放題の方が何かと安心なので、迷わず3番目のプランにしておけば間違いないと思います。データ通信が使い放題であれば、Skype等の利用して日本に電話をかけることもできますしね。

順番に紹介すると、音声通話専用プラン及び3Gデータ通信の従量課金に関する価格はこんな感じです。

 

中華電信の料金プラン


光が反射してしまっていて見づらいのですが、まあ何とか判読はできますね。

LTE使い放題のプランに関してはこんな感じになっています。

 

中華電信の料金プラン


5日間以内の滞在の方がなんだかんだ言って多いのではないかと思うのですが、その場合であれば、たったの300元(約1,050円)ですから本当に安いですよね。30日間のプランでも1,000元(約3,500)円でけっこうがっつりと音声通話無料分も付いてきますからリーズナブルだと思います。
日本人観光客の中には、日本で旅行者向けのモバイルWi-Fiルータ(レンタル)を使ったデータ通信プランを契約される方も多いようですが、あれはけっこう高いので、台湾の空港で簡単にSIMカードが購入可能であるということをぜひ覚えておいていただけたらと思います。
やっぱり、あまりお金をかけずに楽しめるというのが、台湾旅行の大きなメリットであるのは事実ですからね。

 


ということで、今回はSIMカードにまつわるお役立ち情報でした。
スマホ一台あれば、海外でも簡単に地図や観光情報をチェックしたり、「台北なう」なんてつぶやいたりできるわけで、本当に便利な時代になりましたよね。