元台湾在住サラリーマンの徒然なる日々

かつて台湾に数年間住んでいた日本人サラリーマンが綴る雑食系台湾ブログ。ご連絡はTwitter(https://twitter.com/superflyer2015)経由でお願いします。

(宿泊レポート)台湾の台北メトロ東門駅に隣接した「謙商旅 東門館」(Chaiin Hotel)

今回は、台湾の台北市内にあるホテルを1つご紹介したいと思います。

 

「謙商旅 東門館」(Chaiin Hotel)


今回ご紹介するホテルなのですが、「謙商旅 東門館」(Chaiin Hotel)というところです。


日本語表記のある宿泊予約サイト等では「チェイイン ホテル ドンメン」といった名前になっているようです。なお、公式サイト(http://www.chaiinhotel.com.tw/ja/)には日本語のページも用意されています。

 

「商旅」というのは「ビジネスホテル」のことなのですが、東横インやアパホテルを観光旅行で使う人がいるのと同じで、もちろんどんな方でも利用することができます。また、そもそも台湾では休憩利用が可能なビジネスホテルも少なくありませんから、この手のカテゴリー分けにはあまり意味がないような気もします。

 

私は今回こちらのホテルに数日間お世話になったのですが、はっきり言ってかなり気に入りました。ここなら自信を持ってオススメできるなと。ということで、以下写真を交えつつご紹介したいと思います。

 

抜群の立地


このホテルに関して特筆すべきは立地です。なんと、台北メトロ(MRT)の「東門駅」に隣接しているのです。外国人観光客に最も人気なエリアの一つである「永康街」がある場所ですから、観光する上では最高の立地と言っても過言ではありません。小籠包で有名な「鼎泰豐(ディンタイフォン)」の本店も目と鼻の先です。

 

東門駅の場所を地下鉄マップで確認してみましょう。

 

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赤い線で描かれている「淡水信義線」で台北駅から南に3駅ですから、交通至便です。台湾桃園国際空港に到着した後、桃園メトロ空港線で台北駅に向かう方が多いかと思いますが、台北駅で1回乗り換えるのみでホテルまで行けるわけです。台北松山空港を利用する場合でも、「大安駅」で1回乗り換えるだけでアクセス可能です。

 

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ホテルは東門駅の「8番出口」に隣接しています。

 

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ホテルが入っているビルの1階が郵便局になっていて、ホテルの入り口はこの郵便局の向こう側にあります。平日の日中であれば、郵便局の中を突っ切って行っても辿り着けますし、郵便局が閉まっている時間帯であれば、ビルの左側から回り込めば入り口が見つかるはずです。

 

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この入り口、夜になるとお洒落にライトアップされます。

 

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ちなみに、この入り口を背にして真っ直ぐ進むとセブンイレブンがありますから、ちょっとした買い物にも便利です。私は毎晩台湾ビールを買いに行きました(笑)

 

ホテルのフロントはロビー階(L階)にあり1階ではないので、ビルの中に入ってすぐ左手にあるエレベーターで上階に上がればOKです。

 

ロビー階にはフロントと朝食会場があります。チェックインを済ませて部屋のカードキーを受け取り、再度エレベーターで客室のある階まで移動することになります。ビジネスホテルですから、フロントや客室フロアの廊下は比較的シンプルですが、全体的に清潔感があって好感が持てました。

 

室内の様子


こちらのホテルには様々なカテゴリーの部屋が存在しますが、私が利用したのは「スーペリア ダブルルーム」です。専有面積は20平方メートルですから、日本のビジネスホテルの部屋よりは若干広いくらいでしょうか。価格はもちろん宿泊日によりますが、キャンセル無料かつ朝食付きのプランで1泊あたり約1万円です。1人で泊まっても2人で泊まっても金額は変わりません。

 

部屋の中はこんな感じ。

 

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特に目立った特徴はないのですが、全体的に清潔感があって快適でした。
ベッドも十分なサイズで質もしっかりしていますから、ぐっすり眠れて良かったです。

 

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椅子なんかは簡素なものですが、特に困らないかと思います。Wi-Fiももちろん無料で利用可能ですから、仕事も普通にできるのではないでしょうか。

 

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テレビの下にあるのは冷蔵庫です。
アメニティー類に関しても、一通りは揃っています。使い捨てタイプのスリッパ、電気ポット、無料のコーヒー等、日本のビジネスホテルと同じような感じです。ただ、バスローブがないのは当然としても、寝間着(パジャマ)もありませんから、必要な方は持ってくる必要があります。

 

窓側から玄関の方を向くとこんな感じ。

 

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この左の方に見える「手書き風の観光案内マップ」が非常に面白かったです。

 

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日本語も交えつつ、オススメのお店なんかがわかりやすく記載されていて、アート的な価値だけではなく結構実用的だなと。

 

バスルームはこんな感じ。トイレと洗面台、シャワーブースに分かれています。バスタブはありません。

 

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やはりトイレを気にされる方が多いかと思いますが、清潔で使い勝手は悪くなかったです。さすがにウォシュレット(シャワートイレ)は付いていませんが。

 

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トイレの蓋の上に何か案内が載っているのが見えます。拡大すると、、、

 

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直訳すると以下の通りです。

 

トイレットペーパー、生理用ナプキン、コンドーム等の異物をトイレに流さないでください。


ということで、トイレットペーパーは流さずにそばにあるゴミ箱に捨てる必要があります。TwitterやFacebook等のSNSで少し前に「台湾でも流せるようになったみたい!」なんていうポストが拡散されていましたが、それはあくまで「そういう政策が打ち出された」という話でしかありません。ですから、こういった民間経営のホテル等、公的機関を除く一般社会においては、まだもう少し時間がかかるのではないでしょうか。流すためにビル全体の配管工事が必要なケースもあるわけで、解決が容易でないのが現実です。

 

とまあ、若干残念な話もあるわけですが、個人的にはそんなことは気にならなくなるくらい、シャワーが快適でした。

 

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ご覧の通り床も壁もきれいで、水温は安定していて簡単に調節でき、水圧もバッチリでした。こういう不満を全く感じないシャワーブースに海外で出会うことって結構稀ですからね、、、

 

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ホテル選びの際に何を重視するかは人によるかと思いますが、個人的にはやっぱり水周りの清潔さ、快適さですね。水周りがしっかりしているホテルというのは、他の箇所についても基本的に質が高いような気がします。

 

空港送迎サービス


部屋のデスクの上に、空港送迎サービスの案内がありました。

 

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台湾って実は、こういった感じの「事前予約型の送迎サービス」みたいなのが安いんです。4人まで乗れるWishで桃園空港まで送ってもらうと1,100元(約4,000元)のようですが、普通にタクシーを利用するともう少し高くなる可能性があります。

 

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あとは、やっぱり時間指定ができると安心ですしね。一人旅の場合は何とも言えませんが、複数人での旅行の際には利用を検討してみても良いかもしれません。台湾在住時、同僚の台湾人女性が「空港に向かう際はタクシーは事前に予約しておいた方が安心だし安い」と言っていたのを思い出しました。

 

朝食ビュッフェ


今回は朝食付きのプランでしたから、毎朝ロビー階にある朝食会場で朝ご飯を食べました。スペースは狭くも広くもないごく普通な感じでしたが、全体的に清潔感があり、シックな雰囲気で私は気に入りました。

 

内容は一般的なビュッフェスタイルで、品数はすごく多いわけではありませんが、中華圏では珍しい生野菜も充実していて十分満足できました。

 

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私は一人旅でしたから窓際のカウンター席を利用したのですが、開放感があってすごく良かったです。「あ〜やっぱり台湾っていいな〜」なんて思いながらコーヒーを啜っていました。

 

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場所が場所なので、外に出れば朝ご飯を安価で楽しめるお店はいくらでもあるのですが、ホテル内でまったり朝食ビュッフェを楽しむひと時もなかなかいいものです。

 

感想


ということで以上、今回は台北市内にあるホテル「謙商旅 東門館」をご紹介させていただきました。

 

もしかしたら、「台湾旅行で1泊1万円はちょっと、、、」という方もいらっしゃるかもしれませんが、抜群に優れた立地と水周りを含めた全体的な清潔感を考慮すると、私はリーズナブルだと感じました。台北市内にはもっと安いホテルも色々とありますが、古い雑居ビルの中に入っているようなのも多いですからね。個人的には災害時への不安がどうしても拭えません。

 

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そういった安全面のことも考慮すると、やはり今回ご紹介したような「ビル全体がホテル(1階に郵便局が入っているけれど、、、)」で「ビル自体が比較的新しい」ホテルというのは安心だなと思います。

 

とまあ、そんなこんなで、当ブログではレアな宿泊レポートとなりましたが、皆さんの宿選びのご参考になれば幸いです。