台湾在住サラリーマンの徒然なる日々

飛行機とお酒と夜景が大好きな台湾在住サラリーマン。日々の生活の中で感じた取り留めもないこと、現地在住者ならではの観光情報などについて発信していきたいと思っています。(Twitter: @superflyer2015)

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台湾社会における有給休暇の取得方法

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よく「日本では有給なんてあっても取れないけれど、海外では完全消化は当たり前」なんて言いますが、皆さんは有給休暇を使えていますか?

今回は、台湾の有給休暇事情についてご紹介したいと思います。

私も他社の状況には詳しくないので、以下、あくまで私が勤めている会社の話ではありますが、同業他社の知り合いに聞いたところほとんど差はないようでしたから、参考にはなるかなと思います。

 

台湾社会における現状


まず、結論を先に書けば、うちの会社ではみんな毎年しっかり有給休暇を消化しています。労働者に与えられた権利であり、取得しない理由はないといった感じでしょうか。台湾の人たちは海外旅行が大好きなので、有給の残り日数を数えつつ旅行の計画を立てる人が多いです。

申請方法ですが、これは会社によって違うとは思いますが、うちは完全に電子化されています。専用のホームページにアクセスして、「休む期間」と「理由」と「緊急時の代理人名」を入力するだけです。理由に関しては、詳述する必要はありません。「家庭の事情」とかでもOKです。入力後に申請フォームを送信すると、当人が所属する部署の上司に通知が届き、ホームページ上で上司が承認ボタンを押せば手続き完了です。結構何でもかんでも電子化されていて、有給の残り日数なんかも簡単に調べられるので便利です。

 

台湾社会でも必要なちょっとした気遣い


多分、上に書いた内容を読んで、「自分が休むと困る人が多いんだよなぁ、、、」なんて思った方は少なくないのではないでしょうか。

もちろん似たような問題は台湾社会にもあります。例えばうちの会社でも、各社員それぞれ何らかのプロジェクトの一部分を担当しているわけで、「担当者不在」の状況が長く続けばやはり他者が困ることもあります。

ただ、みんながみんな有給をしっかり消費する環境ですから、「迷惑」と考える人はいないような気がします。お互い様ですから。自分が有給を取る時に嫌な顔されたら気分悪いですしね。

それでもやはり、大人の世界ですからある程度の気遣いは必要です。1日や2日間の休みなら誰も気にしませんが、1週間くらいの休みを取る場合には、みんなある程度早い段階で周囲にその旨を伝えるようにしています。そうすることで、周囲も準備ができるわけです。あとは例えば、事務さんなんかは、「◯◯の期間休むので、急ぎの用がある方は早めに連絡をお願いします」と事前にみんなにメールを送ったりもしています。日本人的には躊躇われる行為かもしれませんが、全体として利益になる気遣いであることは言うまでもありません。

あとは、これは気遣いというほどのものでもありませんが、みんな休みを取る人が気持ち良く休めるよう、コミュニケーション上のちょっとした配慮をしているような気がします。例えば、翌日から旅行に出かける同僚に対し、「旅行楽しんできてね!」と声をかけたり、旅から戻った際には「旅行どうだった?」と土産話を積極的に聞いたりなど。私の場合、単純に旅行の土産話を聞きたいから聞いているだけですが、あたらめて考えると、こういうのも日本社会では若干躊躇われるのかもしれません。聞く側も話す側も。

 

日本社会と台湾社会の違い


それでは最後に、日本社会と台湾社会の違いについて触れて終わりたいと思いますが、鍵となる違いは「自意識」の違いかなと私は考えています。

台湾社会では、一人一人が「主役」です。各々が固有の人生の主役。会社なんていうのは、個々の社員の自己実現をアシストすることで存在できているわけです。個人が会社に奉仕するのではなく、会社が個人にwin-winの関係になるための機会を提供しているという感じでしょうか。

その点、日本社会は、、、
まあ、これに関しては私がわざわざ説明する必要はありませんね。おそらく、私よりも読者の皆さんの方が日本社会に関しては詳しいでしょうから。

個人的には、今の日本社会なんていうのは、戦後がむしゃらに頑張った先輩たち、先祖たちの貯金で維持しているだけのような気がします。いったん大きくリードすると、その貯金で数十年間は戦えるということなのかなと。

私はそろそろ日本社会の構成員に戻りたいので、これ以上の批判は避けますが、すぐお隣にある台湾社会の良いところなんか、もっと積極的に真似したらいいのに、、、とつい思ってしまいます。