元台湾在住サラリーマンの徒然なる日々

かつて台湾に数年間住んでいた日本人サラリーマンが綴る雑食系台湾ブログ。ご連絡はTwitter(@superflyer2015)経由でお願いします。

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これからの「お一人様」の賢い生き方

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私は「子供」が大好きで、子供の笑い声が聞こえる街こそが理想的だと考えています。
子供を産む人がいなくなれば人類は滅びるわけですから、全体として人口を保つことは我々国民に課された基本的な努力目標であると考えています。

 

ただ、そうは言ってもなかなか難しいのが現実です。結婚や出産の前に、まず恋人を作るのがものすごく難しい時代になりました。男にも女にも「スペック表」が添付され、厳しく選別されるわけです。「中古」、「粗悪品」、「贋作」などと分類されるようですし、少し前にはトリセツの存在も話題になりました。世知辛い世の中になったものです。

 

ということで今回は、これから訪れる殺伐とした時代を一人で生き抜く際に重要になることについて少し考えてみようかなと。
以下、キーワードをあげつつ個別に考察してみることにします。

 

独身・子無し時代


私も子供の頃は漠然と、将来大きくなったら大学に行って、一人暮らしを始めて、恋人ができて、サラリーマンになって、頃合いを見計らって結婚して、自然と子供が生まれて、子供が大きくなって巣立っていって、孫ができて、仕事を引退して、余生を奥さんと一緒に静かに過ごして、たくさんの家族に囲まれてあの世へ、、、そんな将来のイメージを持っていました。

 

でも、現実は違いました。何もかもが難しい。

 

上述のイメージ通りの人生を歩む人もまだまだたくさんいます。ただ、そうでない私のような者が急激に増えたのも事実です。

 

30代後半や40代で独身の人、本当にものすごく増えましたよね。あとは、結婚しても子供を作らない人たちもすごく増えました。晩婚化が進んだ結果、結婚するのが遅くて欲しくても子供を持てなかった、という人も増えました。

 

その結果、ある程度の年齢で独身だったり子供がいなかったりしても、もはや驚く人なんていなくなりました。要は、社会的な圧力もなくなったということです。このことが今後も少子化を助長し続けるであろうことは言うまでもありません。

 

恋愛・結婚格差


男も女も恋愛・結婚マーケット上では「スペック」を評価されて比較される時代ですから、ハイスペックな人は実に簡単に迅速に売れていきます。

 

断言しますが、高学歴高収入容姿端麗かつ人格に問題のない30代独身などこの世には存在しません。「いや、普通にいるよ」なんて言っている方は、単に人を見る目がないだけです。周囲を見渡しても、真にハイスペックな人たちはみんな20代で結婚しています。

 

ですから結局のところ、恋愛や結婚も含めて現代の日本は格差社会なわけです。恋人が欲しい、結婚したい、と思うのであれば、とにかくスペックを上げるのが最も手っ取り早い方法なわけですが、言うまでもなく、そう簡単ではありません。

 

ということで、一旦、ドラマのような理想の恋愛とか理想的な結婚とか、そういうのは忘れることにしましょう。以下、「一生独身」で生きる際のコツについて考えてみたいと思います。

 

必要なのは「お金」


まず、家族というのは助け合えるチームメイトでもあるわけで、例えば病気になって収入が得られなくなった際には、他のメンバーが代わりに稼げば良いわけです。つまり、家庭を築くということは、小規模な相互扶助システムを確立することでもあるのです。

 

ですから、ずっと一人で生きていくのであれば、重要なのはとにかく「お金」ということになります。誰だって生きていれば事故に遭ったり病気に罹ったりするリスクがあります。年をとれば介護が必要になる可能性も高いです。これら全ては基本的にはお金があれば解決可能ですから、若いうちからしっかりと計画的にお金を貯めることは、最低限の「お一人様のマナー」と言えるのではないでしょうか。

 

本当に困った際には、生活保護等のセキュリティーシステムの利用が可能ではありますが、社会に貢献しない上、血税を貪ったりなんかしたら、あの世でひどい目に遭いそうな気がします。大人は容易に他者を頼るべきではありません。それが「大人の責任」というやつです。

 

必要なスキル


そうは言っても、まとまった貯金を作るのは容易ではありません。


「何かあった際に困らない程度の金額」とはいくらくらいでしょうか。年齢によりますが、若い時であれば、最低でも「1年くらい働かなくても生きていける額」ではないでしょうか。家賃7万円の都内のワンルームに住んでいるとして、1年間の家賃だけで84万円です。通信費、交通費、医療費、飲食、衣服、日用品などなど日常の出費というのは本当に大きいものですから、全部引っ括めて、手元に200万円くらいはないと危険な気がします。20代の若者であってもという話です。30代であれば、疾患に罹る可能性も高くなりますし、一旦離職した際の復帰も容易ではないかもしれません。ですから、上で挙げた数字の倍の400万円くらいはあった方が良いのではないでしょうか。40代以降は老後の準備をする必要もあります。将来面倒を見てくれる人がいないわけですから、施設に入るためのお金をしっかり貯めなければなりません。そんな中にあっても、案外簡単に重病に罹ったりするものです。1,000万円単位の貯金が必要なのは言うまでもありません。

 

では、どうやって稼ぐかですが、「お一人様」として生きるのなら、資格取得を含め、とにかく稼げる「スキル」を身につけるべきです。具体的には、「国家資格を取得して専門職に就く」ことだと私は考えています。

 

例えば、私の親戚に「看護師」をしている方がいます。専門学校卒、20代後半で中規模の病院に勤務しており、年収は約500万円だそうです。この「スペック」をどう捉えるかは人に依るでしょうが、私は非常にコスパの良い資格だと考えます。医師や弁護士、公認会計士になるよりは明らかに楽ですが、一般的な会社員に比べて収入は明らかに高めです。もちろん激務です。夜勤もありますし、離職率も高いです。メンタル系の疾患に罹る人も多いです。しかしながら、国家資格ですから、例えば、職場の人間関係がうまくいかなくて鬱になりそうになった際などにはサクッと辞めて、別の病院に移ることができます。

 

長年のサラリーマン経験を経て今思うわけですが、サラリーマンという稼業はあまりにも脆弱です。日本では転職は容易ではありませんし、スキルが身につかないことも多いです。何十年働こうと、「代わりはいくらでもいる」なんていうことになってしまうのです。

 

しかしながら、年齢等様々な理由で「さすがに今から資格を取るのはちょっと、、、」という方も多いでしょう。そういう方に対しては、以下の二つのスキルの習得をお勧めします。

 

  • 英文読解能力
  • ITリテラシー

 

まず「英文読解能力」ですが、これは本当にお金になります。例えば、Twitterなんかを見ていて思うわけですが、まずロイターが新着記事をアップして、日本のメディアがその後しばらくしてから、それを日本語に訳しただけの記事をアップするというケースが非常に多いです。要は、皆さんが目にしているニュース記事なんていうのは、そんな程度のものということです。現代社会において情報は価値ですが、世界規模で言えば、それらはいつだって英文で配信されます。つまり、あなたが英文メディアの記事を理解するスキルを身につければ、仕事になど絶対に困らないはずです。

 

一例を挙げましょうか。あなたはTwitterのタイムラインだけチェックすれば良いのです。そして日本人が興味を持ちそうな記事を発見したら急いで日本語訳を作り、自分のサイトで紹介する。これだけで十分な収入を得られるはずです。日本にはなんだかんだ言ってまだ1億人以上の人間がいますから、これで足りるのです。

 

もちろん、お堅いニュースに限る必要はありません。海外の有名ブログの記事を日本語で紹介するなんていうのも悪くないかと思います。ブロガーの端くれとして言うわけですが、私のようにゼロから文章を練り上げるのは容易ではありません。膨大な時間もかかりますし、コスパは最悪です。ただ、「訳す」だけなら絶対に誰にでもできます。そのくらい今の日本にはまだ「英語需要」があると私は確信しています。なぜこういうことを言う人が他にいないのかと言うと、みんな自分にそのスキルがないから話題にしたくないだけなのです。

 

ちなみに、英文の読解能力を身につけるのにももちろん努力は必要です。ただ、一応皆さんだって中学校や高校で一通り勉強はしているわけで、はっきり言ってハードルは非常に低いと思います。仕事の片手間に1年くらいしっかり勉強すれば、かなりのレベルに到達できるはずです。ちなみに、きれいな英文を書くのは簡単ではありません。それなりの年数の鍛錬が必要です。ただ、あくまで読めれば十分という話ですから。

 

次に「ITリテラシー」に関してですが、これに反論する方はまずいないでしょう。「大IT時代」とでも呼ぶべき時代です。最近だと、AI関連の応用のための機械学習なんかが流行りでしょうか。求人も山ほど出ていますね。もちろん理想はプログラミング技術の習得ですが、実は私が意図しているのはそのレベルではありません。個人的には、「ブログを開設し、アフィリエイト広告を貼れる程度の能力」があれば十分だと思っています。一昔前ならHTMLに関する知識が必須でしたが、楽できる時代になったものです。

 

例えば、「インスタ映え」なんて言って、写真を撮るのに夢中になっている若者がたくさんいます。Facebookにアップして、たくさんの「いいね」をもらうことに夢中になっている人たちも山のように日本にはいます。そうやって皆さんが養分になっているから、ザッカーバーグの資産はどんどん増えるのです。たくさん「いいね」をもらえるような写真にはそもそも価値があるわけで、そんなところにアップするのはもったいないのです。ブログなりの自サイトにアップして、収益化した方がいいに決まっているわけです。でも、これが技術的にできない人が非常に多い。例えば、ブログを開設して写真付きの記事をアップするところまでは皆さんできるわけですが、収益化するための「広告コード」の取得と貼り付けができない人が非常に多いのです。HTMLの知識などなくても、コードをコピーして適切な箇所に貼り付けるだけで十分なのに、それができないわけです。

 

今回はこれ以上細かいことは書きませんが、ちょっと勉強するだけで習得可能なスキルというのはあるわけで、それが案外お金になるし、ライフプランにも影響を与えるレベルですよという話でした。

 

ソーシャルマリッジ


これは、以下の記事で軽く触れた話です。

 

taiwanlover.hatenablog.com

 

ある程度の努力をして、十分な経済力を身につけ、一人で生きることの最大のメリットである「自由」を謳歌するのは現代人的には悪い生き方ではありません。ただやはり、なかなかそううまくはいかないケースも少なくないかと思います。

 

その場合には、「パートナー」を作ることを検討してみてはいかがでしょうか。恋愛感情は必ずしも必要なくて、あくまで社会的な相互扶助のためのパートナーのことです。例えば、「恋人」の関係は法律的には非常に弱いですし、実際問題として簡単に別れることも可能ですから、結婚をしないのであれば、何もないのと変わらないとも言えます。その点、「パートナー」と籍を入れる社会的結婚(ソーシャルマリッジ)であれば、自由をキープしつつ、生活基盤を安定させることが可能になるのです。もちろん、二人の間の各種ルールに関しては、事前にしっかり相談して厳格に決めておく必要があります。

 

私もオジサンになってわかるようになったのですが、例えば、「誰でもいいから結婚したい」という中高年男性は少なくないわけです。別にセックスが目的とかそういうのではなくて、家にいてくれるだけで良いのです。寝室は別でもちろんOK。たまにちょっと会話に付き合ってくれる程度で十分。老後の面倒を見て欲しいわけでもない。ただ、施設に入る際の手続きなんかに関しては手伝って欲しい。必要なお金はしっかり準備しておくから。とまあ、そんな感じでしょうか。こういう男性と一緒になって、多少の時間を提供する代わりに経済的安定を手に入れるというのは、決しておかしな話ではないと思います。

 

逆も然りです。断言しますが、今後、40代の独身女性が都市部に間違いなく急増します。そういった女性の中には、経済的に非常に力のある人たちも決して少なくないでしょう。男女平等が確立した社会ですから、男性に起こることは必ず女性にも起きます。

 

ちなみに、この「ソーシャルマリッジ」というのは一般化可能な概念で、異性間の関係に限らず、同性(一般的にはLGBT)間のパートナーシップにも応用が可能です。私は過去記事で訴えているように、同性婚には反対ですが、人権という観点から言えば「受け入れざるを得ない」ものであるとも考えています。もちろんこの場合には、「ソーシャル」なものだけではなくて、「恋」や「愛」といったもっと原始的な感情に基づいた関係も含まれるということも理解しています。ですから、それに伴って、養子を迎え入れる体制も整備されるのではないでしょうか。

 

「子供を持つ」ということの意味合いも変わってくるのかもしれません。子供が欲しいからという理由でわざわざ結婚しなくても、インターネットで冷凍保存された精液を購入し、自分で注入することにより単独で妊娠することが可能な時代もやってくるかもしれません。十分な経済力さえあれば、生活自体は何とかなる可能性が高いです。現にシングルマザーというのはたくさん存在しているわけですから。高齢女性向け、男性向けの「広義の代理出産」というのもそれに伴って増えるのではないでしょうか。

 

賢く生きるコツ


「お一人様」という生き方は、今後一般的になっていくのかもしれませんが、まだまだこの大きな社会的変化は始まったばかりだと思います。ですから、「マニュアル」のようなものも確立していません。しかしながら、時間はこうしている間にもどんどん流れていきますから、私もあなたも、毎秒毎分どんどんと老けていくわけです。残りの時間を消費し、「死」に向かって突き進んでいるのです。

 

現在は過渡期なわけですから、私たちのような者に真に必要なのは幅広い「教養」と「考えることを惜しまないこと」だと私は考えます。

 

雑な言葉遣いが許されるのであれば、お一人様で生きるということは「伝統」から外れるということなのです。ですから、既存のルールというか慣例の多くはもはや参考にはなりません。何に関しても、自ら考えて判断していかなければならないのです。

 

ブログでもやってみればわかりますが、自由だからといって好き勝手発言したところで誰も聞く耳を持ってはくれません。十分な教養に裏打ちされた思慮深い発言でなければ、社会には届かないのです。一人で生きるということは、一人でサバイバル生活をするということ。例えば、「◯◯さんのご主人」だとか「◯◯ちゃんのママ」といった見られ方ではなくて、相手の「目」はあなたのみに注がれることになるのです。そうなれば、どうしてもあなた自身は従来よりも高い「resolution(解像度)」で見られることになります。「個人主義」なんていうのはそもそもそんなものだとも言えるわけですが、じーーーっと見られるのって、結構しんどい時もありますからね。ちょっと疲れるというか、まあそういった側面もあるのかなと。

 

ということで、時事ニュースをよくチェックしつつ、美味しいお店の情報だけではなくて、政治や経済等の少し堅いニュースにも積極的に触れ、わからないことはネットで調べる等の努力をし、色んな意味で充実した人間になるのが「コツ」というか、肝心なことなのかなと。不良とか暴走族とか暴力団なんかを見ているとよくわかるわけですが、弱い者ほど群れで動きますからね。本能的にわかっているのでしょう。自分は一人では生きられないタイプの人間だと。

 

後書き


実は最近、こんな記事を書きました。

 

sfcmiler.hatenablog.com

 

どうでしょうか。もしかしたら、何となく「矛盾」を感じるかもしれません。

 

ただ私は別にふざけているわけではなくて、なるべく自分自身を伝統や慣例、いわゆる常識等の各種「縛り」から解き放って、極力一般的な視点で「日本人のこれからの生き方」というのを考えてみたいと思っているのです。

 

私は「現場」にいるからよくわかるわけですが、近年中国の存在感が世界中で急速に高まり、例えばオーストラリアでは現在深刻な問題として議論されています。もちろん日本も日々どんどん侵食されていっています。もう一例挙げると、台湾という国はこの問題に加え、「お一人様」問題をうまく処理できなかった結果、深刻な人口減少(少子化問題)、延いては国家消滅の危機まで招いてしまっています。

 

taiwanlover.hatenablog.com

 

最近の日本の教育界では、「愛国教育」は「悪」とみなされるらしいですからね、、、日本ももうダメかもしれませんね。

 

ということで、当記事を書くにあたっての私の本当の「意図」をご紹介したところで、そろそろ筆を置きたいと思います。