元台湾在住サラリーマンの徒然なる日々

かつて台湾に数年間住んでいた日本人サラリーマンが綴る雑食系台湾ブログ。ご連絡はTwitter(https://twitter.com/superflyer2015)経由でお願いします。

「台湾旅行に興味を持っている人は5月中旬までに行くべき!」な理由

あくまで私個人の「予想」ではあるのですが、台湾に旅行に行きたいななんて思っている方にとって今はチャンスだと思うのです。今回は私がそう思う理由について書いてみようかなと。

 

「台湾に行こうと思っている日本人」が多いらしい


先ほど、熊本地震からの復興支援として、台湾政府が約6,400万円の義援金を送ることを決定したというニュースを目にしました。それを受けて感謝の気持ちを抱いている日本人は非常に多いわけで、「いつか台湾には行ってみたい」、「一度は台湾という国を見てみたい」なんていう声がネット上には溢れています。

でまあ、私は台湾で暮らしていますから、思うわけですよ。
「なら、次の週末にでも来ればいいじゃん」
って。

間違いなく正しいと私は断言しますが、日本のことが好きな人がこれほどまで多く暮らしている「親日国」は他にありません。その証拠に、毎年ものすごい数の台湾人が日本に旅行に行っていますし、街には日本語スクールが溢れていて、NHKの日本語放送をテレビで一生懸命視聴している人もたくさんいます。

日本人というのは、言葉にしてもなかなか実行しないことで有名なわけですが、もしあなたが少しでも台湾旅行に興味を持っているのであれば、「いつか」なんて言っていないで、ぜひ次の休みにでも実行してみてはいかがでしょうか。
金曜日か月曜日に休みを取って、2泊3日で来るくらいでも十分楽しめるでしょうから、大型連休を待つまでもありません。

旅行の予算としては、航空券代がレガシーキャリア(ANA、JAL、エバー航空、チャイナエアライン、キャセイパシフィック航空、デルタ航空)利用の場合で4万円〜5万円程度、格安航空であるLCC(ピーチアビエーション、バニラエアなど)の場合で1万5千円〜3万円程度です。宿代は、ごく一般的なシティホテルが1泊8千円〜1万2千円程度、ビジネスホテルは1泊5千円〜8千円程度、ゲストハウスやドミトリーなら1泊1,500円〜3千円程度です。シティホテルやビジネスホテルに関しては、日本と違って部屋単位の料金になっているのが普通ですから、1泊1万円のホテルでも、友達と2人で泊まれば1人5千円で済んだりもします。ということで、飲食費込みでも2泊3日であれば、予算に関しては3万円〜9万円くらいの幅にほとんどの人がおさまるのではないでしょうか。
日本人にとって、これほどまでの低予算で海外旅行を楽しめる「治安のいい国」は他にないのではないでしょうか。

 

台湾に来るのなら5月中旬までがオススメな理由


上述のように、台湾旅行には高額な予算は必要ないので、少し細かい話のような気もするのですが、個人的には台湾に来るなら今がチャンスだと思っています。
その理由は、「現在は円高だけれど、5月下旬のサミット意向は円安になる可能性が高そう」だからです。

今これを書いている時点で、「1台湾元=3.36円」なのですが、昨年の春頃には確か「1台湾元=4円」まで円安が進んでいました。こう書いても多くの方は「ふ〜ん」という感じかもしれませんが、この差はかなり大きいです。例えば、こちらのローカルな食堂などでは、100元もあればけっこうお腹いっぱいになりますが、それが336円なのか400円なのかではけっこう違うような気がしませんか?

今年の7月には参議院選挙(衆議院選挙との同時選挙になるかも)が控えているわけで、日本政府(自民党)としてはそれまでになんとしても日経平均を上げたいわけです。そしてそのために欠かすことのできない条件が「円安」です。5月下旬に開催されるサミットの前後には、安倍さんが消費増税の再延期を発表するんじゃないかなんて言われていますから、それ以降円安局面に突入する可能性が高いんじゃないかと個人的には予想しています。それに、現在アメリカが利上げステージに入っていますから、尚の事、円安方向に進みやすいんじゃないかなと。

以上の理由から、台湾旅行、というか海外旅行全般に言えることですが、日本人にとっては今がチャンスなんじゃないかなと思っているのです。やっぱり通貨価値の差によって、「これでたったの◯◯円なの!?」みたいに感じることって、海外旅行の楽しみでもありますしね。

ちなみに余談ですが、ANAやJALのビジネスクラスを利用し、「Mandarin Oriental Taipei」に泊まり、「L’atelier de Joël Robuchon Taipei」でディナーを、、、なんてことをしたら、2泊3日であっても、30万円では足りないでしょう。台北には、そういった豪華旅行だって可能な国際都市としての側面もあったりするわけです。

 


ということで、円高を理由に(笑)、ぜひみなさんも台湾旅行を検討されてみてはいかがでしょうか。

この記事により、もし誰か一人でも台湾旅行に誘うことができたのなら、個人的にはなんだかちょっと嬉しいです。