元台湾在住サラリーマンの徒然なる日々

かつて台湾に数年間住んでいた日本人サラリーマンが綴る雑食系台湾ブログ。ご連絡はTwitter(https://twitter.com/superflyer2015)経由でお願いします。

(韓国人の夏の旅行先第一位は大阪)日本が大嫌いなのになぜ韓国人は日本に遊びに来るのか?

唐揚げビビンバ


よく話題になる話ではありますが、非常に気になったので、韓国人に聞いてみました。

 

韓国人の夏の旅行先第一位は大阪


なんでも、今年の夏の旅行先で韓国人に最も人気があるのは日本の大阪なのだとか。2位はタイのバンコク、3位はシンガポール、4位は台湾、5位は香港、6位はグアムだそうです。

日本人であれば、誰だってこんなことを聞いたら「えっ!?」ってなりますよね。言うまでもなく、日本を最も嫌っているのは韓国の人たちであり、ことあるごとに我々の邪魔をしてくるイメージがあります。

でも、なぜか日本を旅行で訪れる韓国人ってものすごく多いんですよね。そんなに嫌いなら来なければいいのに、、、とつい思ってしまうわけですが。

あとは、日本にはコリアンタウンみたいなのがありますけれど、日本が嫌いなのになぜ日本に住むのでしょうかね。私が東京に住んでいた時に、たまに大久保駅や新大久保駅の周囲を歩く機会がありましたが、ハングルをいっぱい目にしました。韓国人が店員をしている焼肉屋が何件もあって、韓流アイドルのグッズのお店なんかも並んでいて、あの辺はホテル街でもありますから、夜になると韓国人の女の子たちが道端で客引きをする。その当時にはもう「韓国人は日本人が嫌い」だと私は知っていましたから、いつもその光景が不思議に思えました。

私だったら、嫌いな国になんか旅費無料と言われても行こうとは思いませんけどね。

 

日本が大嫌いなのになぜ韓国人は日本に遊びに来るのか?


実は、今ちょうど職場に韓国人がいるのですが、その人とは非常に仲が良いので、今回思いきって聞いてみました。「日本が大嫌いなのになぜ韓国人は日本に遊びに来るの?」と。

質問をした時の、彼の「おいおい、、、」と言わんばかりの呆れた表情が印象的でした。

「その質問の答えは、韓国でしばらく暮らしてみればわかるよ」との答え。

なんでも、韓国には朴槿恵(パク・クネ)大統領というか、彼女の父親である朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領の支持者がたくさんいて、現在「反日」を掲げているのはそういった連中だけなのだとか。韓国の歴史を振り返ると、軍部の人間、つまり軍人から大統領が選ばれるケースが多かったわけですが、朴槿恵さんは若い頃から軍部のアイドル的存在だったそうで、熱狂的なファンが多かったそうです。しかしそういった支持者も今ではみんな高齢であり、若い人たちの中に反日なんて言っている人はいないとのこと。

韓国には、台湾と同じように日本語の塾がたくさんあり、日本のポップカルチャーをより楽しむために日本語を勉強している若者がすごい数いるのだとか。旅行先としてももちろん大人気で、今日少し見せてもらったのですが、「韓国人向けの日本旅行の特集サイト」の充実っぷりは本当にびっくりするレベルです。東京とか大阪なんかについての情報だけではありません。日本の地方というか、田舎に関する情報も充実しているのです。

また、韓国には日本人がちょっと引くくらいすごい量のお酒を飲む人が多いのですが、日本のビールや日本酒は大人気だそうです。でも、値段が高いから、実際にはみんな安い焼酎ばかり飲んでいるのだとか。他にも、日本食や日本のメーカーの電化製品なんかもみんな大好きで、「若い人が反日なんて言葉を聞いたら笑うと思うよ」と言われてしまいました。

まあ、彼は日本が好きで、日本語も少し話せたりなんかしますから、彼の言うことを鵜呑みにして良いのかどうかは正直わかりません。ただ、仕事が正確で、適当にものを言うようなことはしない人なのは確かですから、かなり信憑性はあるんじゃないかなと。

 

台湾人は韓国のことをどう思っているのか?


台湾ブログですから、台湾の人たちが韓国や韓国人のことをどう思っているのかも少し書いておきたいと思います。

人によっていろいろと意見はあるでしょうから、一般的なことは正直なところよくわかりませんが、私の周りには「韓国には行ったことがない」という人が多いです。あとはとりあえず、台湾にも日本同様、韓国料理のお店は結構ありますから、食べ物はそれなりに人気があるように見えます。また、やはり日本同様、韓流スターにハマっている女の子がそれなりにいるという話は聞いたことがあります。

ただ、特に日本が好きな台湾人に聞くと、「韓国は嫌い」という答えが返ってくることも少なくないです。「日本人も韓国が嫌いなんでしょ?」なんて言われたことがありますから、多分みんないろいろとわかっているのでしょうね。少し前の話ではありますが、同僚のある台湾人曰く、「かつて台湾には集積回路なんかの分野でいい仕事をするメーカーがいくつもあったのだけれど、韓国の会社にみんなやられてしまい、そのことが今日の台湾経済の低空飛行の原因の一端になっているから、韓国のことは好きじゃない」とのことでした。細かいことはちょっとわかりませんが、まあその人も韓国には行ったことがないそうですから、まあそんなことを言っていた人もいたというだけの話なのですが。


兎にも角にも、やっぱり理解しようと思ったらもう実際に行ってみるしかないのでしょうね。韓国までなら航空券も安いですし、どこかの週末でも使って行ってこようかななんて思っているところです。本当は行って自分の目で見た上でこういう記事を書くべきなのですが、フライングしてしまいました、、、