台湾在住サラリーマンの徒然なる日々

飛行機とお酒と夜景が大好きな台湾在住サラリーマン。日々の生活の中で感じた取り留めもないこと、現地在住者ならではの観光情報などについて発信していきたいと思っています。(Twitter: @superflyer2015)

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(女性が男性を選ぶ社会)日本とは大きく異なる台湾の人たちの恋愛事情

カップル

 
これに関してはずっと書いてみたいなと思っていたのですが、読む人によってかなり捉え方が異なるでしょうから、寛容な心で読んでいただけると嬉しいです。

 

台湾の人たちの愛情表現はかなりわかりやすい


先週の週末、日用品を買うために近所のスーパーに行ってきたのですが、たった30分くらいの間に、抱き合ってキスしているカップルを3組目にしました。これが今回この記事を書こうと思ったきっかけです(笑)

ということで、こっちの人たちの恋愛というか、愛情表現はかなりオープンです。私は初めて台湾に来た時に、まるで欧米みたいだなと思いました。もちろん肌の色とかは全然違うわけですが、やってることはかなり似ているというか。駅やバス停、アパートのエントランスではもちろんのこと、その辺のごく普通の道端でも抱き合ったりキスしたりしているカップルを本当によく目にします。

皆さんは人前でキスできますか?

逆になぜできないんだ?って聞かれてもうまく答えられないんですけれどね、、、

あとは、さすがに道端でキスしているカップルはみんな若い人たちですが、面白いことに、中年やお年寄りのカップルも外を歩く時はみんな手をつないでいます。

皆さんは、例えば自分の親が手をつないでいるところを見たことがありますか?

私はありません。

 

女の子はお姫様、男は執事


これは結構よく知られた話ですから、皆さんもご存知かもしれませんが、台湾では女の子はお姫様です。彼氏なんていうポジションは、王子様なんかではなく、私の目には「執事」にしか見えません。

デートの時には、とにかく荷物は男が全部持つ。なぜか女の子が全身のコーデを熟考して持ってきたバッグまで持つ。小さなポーチだって持つ。女の子は手ぶらで悠悠と歩く。全カップルがこうというわけではないけれど、台北のデパート街なんかを歩いてみると納得できるはず。

レストランで4人用の席に着く際には、向かい合うのではなく隣り合って座る。男はできる限りのことをする。彼女のお皿に料理を取り分け、肉に骨が付いていて食べにくそうだったら骨を外し、彼女のすぐ目の前にお茶のポットがあったとしても、カップに注ぐのは絶対に男。

デートが終わったら、彼女を家まで送ります。途中で何かあったら大変ですから。可愛い彼女を見ていると、「休息」(「休憩」の意味)なんて看板に書いてある施設に連れて行きたくなるかもしれませんが、それはダメです。こっちには、結婚するまではしちゃダメと母親や祖母から言われて育った女の子が少なくありません。貞操観念が完全に崩壊し、浮気や不倫が大ブームになっている日本とは大きく異なるのです。

また、こちらの女の子たちは「趣味」の時間、自分の時間も大切にしています。ですから、毎週デートというのは難しいかもしれません。なので、男性も趣味を持った方がいいですね。でも、彼女からデートに誘われたら断る権利などありません。断る時、それは二人が恋人ではなくなる時です。

 

恋人の存在はオープンに


皆さんは、恋人ができたら家族や友人に紹介しますか?

私が最もびっくりしたのは、年に一度の会社の忘年会。もちろん宴会場に円卓がセットされていて、席次表通りの席に着かなければいけません。席次表を見ると、「○○の妻」とか「○○の長女」などといった「肩書き」がたくさん載っていることに気付きます。さらによく見ると、「○○の彼女」だとか「○○の彼氏」なんていうのも見つかるのです。

私も驚いて、つい「こういうのって台湾では普通なの?」と同僚に聞いてみたところ、「普通なのかどうかは自分にもよくわからないけれど、別に誰も気にしないわけだから、問題ないんじゃないか」とのこと。とにかくこっちの人たちはどうでもいいことに関しては本当に一切気にしません。よく私は職場で「日本人はなんでもかんでも考えすぎなんだと思うよ」と言われるのですが、まあ最近はなんとなく、彼らの方が正しいような気がしています。

あとは、こっちの人たちは恋人ができると家族や友人に結構積極的に紹介する傾向にあるようです。でも、ちょっと怖いなと思ったのは、紹介後、親や祖父母からNGが出る場合があるのだとか。もちろん愛する気持ちが強ければ、説得しにかかればいいわけです。でも、アドバイスを素直に聞き入れてあっさり別れてしまう女の子もいるそうなので、男としてはもう胃に穴が空きそうですよね。

 

台北には独身かつ恋人無しの人ばかり


さて、ここが今回のメインです。

台湾の人たちは案外情熱的で、相手への思いやりの心をしっかり持っていますから、恋愛も「盛ん」だと思われるかもしれませんが、残念ながらそうではありません。

過去の記事でも何度か触れたかと思いますが、この国ではほぼ完璧に男女共同参画社会が実現しています。男尊女卑と言えるような部分は一切ないと言っていいと思います。女性も完全に男性と同じように働いていますし、結婚して子供ができても、産休を終えたら普通に職場に復帰します。産休が取りづらいというようなことがなければ、職場に復帰しづらいということもありません。女性たちは本当に堂々としています。ただ、このことには背景があって、「共働きでないと絶対にやっていけないくらい給与水準が低い」という現実があるかとは思います。もちろん、台湾に世界的有名IT企業がいくつもあることから想像できるように、富裕層もしっかりと存在していて、そういった階層にいる男性と結婚した女性の中には、専業主婦も少なくありません。ただ、そういった人たちが本当に少数派であることは間違いありません。

私の職場にも、女性はたくさんいます。詳しい内訳は知りませんが、半分くらいは女性だと思います。そんな同僚たちを見ていて私が思ったのは、「若い頃に結婚できず、独身のまま30代後半になった人がめちゃくちゃ多い」ということです。周囲の既婚者を見ていると、学生時代の恋人と最終的に一緒になったという人が相対的にかなり多いです。恋人がいない状態で社会人になり、バリバリ働き出すと、時間はあっという間に過ぎるということなのでしょうか。

こう書くと、「日本と同じじゃん」と思われるかもしれませんが、私の中では結構異なります。日本の女性たちはまだまだ結婚への憧れが強いけれど、こっちの人たちのそういった気持ちは少なくともものすごく強くはないように思えるのです。

同じ部署に30代後半の未婚女性が何人もいますが、みんなそれぞれ非常にカチッとした趣味があります。カルチャースクールに通っている人がいれば、社会人サークルでの活動を毎週楽しんでいる人もいるし、副業をしている人もいます。例えばあなたが彼女たちを週末デートに誘ったところで、ほぼ確実に断られます。彼女たちに「暇」はないのです。日本人女性と比べて、台湾人女性は圧倒的に自立しています。男への「依存」というものが一切存在しないのです。

冒頭で書いたことと矛盾しているように思われるかもしれませんが、「お姫様扱い」と「依存」は全くの別物です。同僚の男性に、「こっちの男はよく頑張るよね〜」と言ったところ、「頑張らないと簡単に捨てられるからね」と即答されました。

よく台湾は、「女性が男性を選ぶ社会」と言われますが、本当に事情は複雑です。こっちの女性は本当に気が強いです。でも、スタイルはいいし、日本人女性みたいにすぐ髪を茶色に染めませんから、長い黒髪が見入ってしまうほど綺麗だし、スーツを着る職場は決して多くないため、職場でもみんな可愛らしい服装で歩いているし。

私はもうそれなりの期間こちらに住んでいますが、まだまだ台湾に対する理解が十分ではありません。文化や風習といったようなものが、こんなにまで面白いとは。