元台湾在住サラリーマンの徒然なる日々

かつて台湾に数年間住んでいた日本人サラリーマンが綴る雑食系台湾ブログ。ご連絡はTwitter(@superflyer2015)経由でお願いします。

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メランコリック現代

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憂鬱な時代。

 

謹賀新年


皆様、新年明けましておめでとうございます。
本年も引き続き、「右手にペンを、左手には花束を」をキャッチフレーズにブログを緩〜いペースで更新していきたいと思いますので、ぜひよろしくお願い致します。

 

さて、皆さんはどのようなシチュエーションで年越しを楽しまれましたか?

 

Twitterを見た感じだと、最近は海外で年越しをする方も多いようですね。皆さんもご存知かと思いますが、台湾では大晦日の夜、台北のシンボルタワーである「台北101」にて毎年カウントダウン花火が打ち上げられます。現地にいる知り合いの話によると、今年は例年以上に日本人を多く見かけたとのことで、もしかしたら今これをお読みの皆さんの中にも、見に行ったという方がいらっしゃるかもしれません。

 

「年越し」なんていうのは毎年繰り返されるイベントではありますが、なんだかんだ言って、一生のうちに経験できるのは数十回だけですから、決して多くはないんですよね。そんな大切な日をどこで誰と過ごすのか、これには熟考の価値が十分あるような気がします。

 

ちなみに、北京在住の私は日本で年を越しました。旧正月には長めの休みが取れるので、それまで待っても良かったのですが、やっぱり大晦日にはそばとか普通に食べたいですしね。なのでまあ、特別ここに書けるような特別なことはしていません。大晦日の夜は、しこたまお酒を飲んで、YOSHIKI格好いいな〜なんて思っていたら年が明け、琴光喜勝って欲しかったな〜なんて思いつつ眠りました。

 

某神社に初詣にも行ってきました。そこでおみくじを引いたところ「小吉」でした。昨年は「凶」だったので、進歩したなとは思ったのですが、内容が特に微妙でした。少しデフォルメすると、こんな感じのことが書いてあったのです。

 

夜の闇の中で、月の光が差す、、、かも!

 

月の光なんて書いてあって気分は一瞬ドビュッシーだったのですが、後々考えてみると、月の光が差したとしても結局は夜のまま、暗闇のままなんですよね。私の人生、夜明けはまだ遠いのかもしれません。

 

メランコリック現代


実は最近、また台湾出張の予定が入りました。なので、訪台した際には、何とか時間を作って色々と写真なんかを撮って、こちらで紹介させていただきたいなと思っています。

 

ただまあ、今年も昨年の秋以降の流れを踏襲して、やはり当ブログのコンテンツとしては散文がメインになるかと思います。しかしながら、同じことをダラダラ繰り返すのも退屈なので、少しスタイルを変化させたいなと思っていまして、今年はもうちょっと読みやすい文章の執筆を心がけたいなと思っています。通勤電車の中で読まれているような方も少なくないでしょうから、気楽に楽しめるようなものがベターだろうと思うわけです。

 

とは言っても、私はハッピーな文章を書いたり笑える話を書くのは上手ではありません。性格的にも、実はその真逆です。特に中国に移ってきてからは、憂鬱な気分になることも非常に多くなりました。

 

そこで、今年のブログのテーマは、
「メランコリック現代」
にしようかなと思っています。「憂鬱な現代」と書いてしまうと息が詰まりそうな感じがしますが、「メランコリック」と書くとお洒落な感じがしませんか?

 

いわゆる格差社会ですから、他人に嫉妬することも多いじゃないですか。「何で私だけ、、、」なんて思う機会も多いわけです。そんな憂鬱な時代、憂鬱な社会を俯瞰しつつ、「まあそれでもなんとか頑張ろうぜ」みたいな感じの雰囲気に溢れたブログにしたいななんて、思ったり思わなかったりしているところです。まあ私は気が変わりやすいので、そのうち方針を変更するかもしれませんが。

 

具体的には、いわゆる社会問題を含むソーシャルな内容をこれまでよりも多めに盛り込みつつ、「現代人ならではの視点」に焦点を当ててみたいなと。なので、普段はなるべく横文字を避けることを心がけてきたのですが、よりコンテンポラリーな感じを出すために、今後は積極的に使っていきたいと思います。インスピレーションをなるべく自然な形で文字として表現したいなと。

 

あとは、一話読み切りということで、各セクションでそれぞれ独立した話題を取り上げたりするのも悪くないなと思っています。ブログ記事に起承転結やら論理性を持ち出すのもナンセンスな気がしますしね。

 

もちろん、読者の皆様からのフィードバックというか、感想やご意見は大歓迎ですし、ネタを振られたら積極的に記事にしたいと思っているので、今後も気軽に絡んで頂けると嬉しいです。ただ、最近は私に対する誹謗中傷コメントも少なくないので、コメント欄はそのうち閉鎖するかもしれません。TwitterのようなSNSを窓口にした方が色々と楽ですしね。

 

とまあ、そんな感じのことを現在は考えています。今回、これで終わりでは寂しいので、以下二つほど、最近のソーシャルな話題を取り上げておこうと思います。

 

安室奈美恵


多くの方がご存知かと思いますが、歌手の安室奈美恵さんが今年の9月16日を以って引退します。実は私、昔からファン(正確には、小室哲哉さんのファン)なのでこの発表を知った時には残念に感じました。私は世間一般ではオジサンと呼ばれる年齢ですから、彼女の曲は本当によく聴きました。そんな彼女が引退ということで、あ〜自分も年をとったのだなと、否が応でも感じるわけです。

 

年末に私は一時帰国したのですが、ANAの飛行機に乗った時には、私はいつも機内エンターテイメントのオーディオ番組をチェックしています。毎回楽しみなのは「ANAオリジナル番組」なのですが、今回は「安室奈美恵 Special」でした。

 

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いやぁ〜いい選曲でした。「Chase the Chance」とか「Baby Don't Cry」とか、皆さん当然ご存知ですよね?

 

仮にそれらを知らなかったとしても、「CAN YOU CELEBRATE?」なんかは知っているのではないでしょうか。今年は、結婚式でこの曲を流すカップルが激増するのではないかと予想しています。ただ、今回機内で聴いたのは、昨年リリースされた最新アルバム「Finally」に収録されている新しくレコーディングされたバージョンでして、これがぶっちゃけ微妙なんですよね、、、昔のバージョンの方がはるかに良いので、これから結婚式で使う方はバージョンに注意することをお勧めします。

 

ちなみに、今年はツアーも開催されるのですが、ライブパフォーマンスに定評のあるアーティストですから、興味のある方はチェックしてみてください。

 

それにしても、紅白歌合戦を見ていても思いましたが、日本の音楽シーンもこの10年、20年で本当に大きく様変わりしましたね。X JAPANのToshiの歌声に感動したかと思ったら、次に出てきたのはAKB48。まるでお遊戯会を見ているようでした。可愛らしい衣装で踊る若い女の子たちを見れば純粋に可愛いとは思いますが、芸術としての音楽という観点から言うと、、、という話です。まあ私が年を取り過ぎたということなのかもしれませんが。

 

これを今お読みの皆さんは、「globe」とかも知らないのでしょうか?
20世紀の最後の数年間というのは、今考えるとすごい時代だったなと思います。

 

仮想通貨


2017年の後半、特に12月はもうこの話題で持ち切りでしたね。そりゃそうだと思います。たった数ヶ月で価格が100倍になったりするわけですから。XEMが300倍になった件に関しては、各種メディアで大々的に報道され、かなり広く認知されたのではないでしょうか。

 

実は、私が現代はメランコリックだなんて言っている背景には、この件の影響も大きいです。私はもう10年以上株や投資信託、FX(外国為替証拠金取引)なんかをやってきた人間ですから、正直言って、昨年の仮想通貨バブル?には本当にショックを受けました。例えば、数ヶ月間で「株価が倍になる」なんてことはそうそうありませんし、そうなったら跳んで喜ぶレベルです。ですから、5倍や10倍なんてもう笑いが止まらないというか、奇跡のような話なわけです。そんな中、今回はもう一桁上の超大暴騰ですからね、、、

 

何が最もメランコリックかと言うと、あまりにも参入に際して「ハードルが低い」ということです。なくなっても仕方ないと覚悟を決めて10万円分アルトコインを購入して、数ヶ月間放置しておくだけでそれが3,000万円になるわけです。うまく波に乗れた人々の声をネットでチェックしてみると、「もう真面目に働くのがバカバカしくなってきた」なんていう記述もあるわけですが、そりゃそうだろうなと思います。

 

規模の小さな話と思われるかもしれませんが、私の身内は昨年の12月の下旬にある通貨を購入したところ、たった数日で2倍になったそうです。兎にも角にも、2017年はコインの種類を問わず、購入したほぼ全員が大きく儲けられるとんでもない1年間だったわけです。(モナコインを高値掴みした人等、もちろん例外はいます。)

 

でまあ、私は一切手を出さなかったわけですが、これはもう完全に私の職業病のせいです。職業柄、まず対象についてよく調べるわけですが、皆さんは「仮想通貨って何?」と問われた時にしっかり説明できますか? 「ブロックチェーン」とは何か理解していますか?

 

ウィキペディアの説明なんかを一通り読んでみても、なかなかこれが難しいんです。例えば、ハッシュ関数は本当に一対一対応しているのか?とか、明確に書かれてはいなくてよくわからないんですよね。そうなると、私の場合、どうしても手を出す気になれないのです。おそらくは、ほとんどの人が仮想通貨とは何か知らずに購入や取引をしているのだと思いますが、私のような理由で手を出すのを控え、現在フラストレーションを抱えている人はそれなりにいるような気がします。

 

情報学でもコンピューターサイエンスでも生物学でも何でも良いわけですが、日々人類は新しい発見をして進歩しているわけで、教科書は日々厚みを増すわけです。ですから、人類の歴史が積み重なるごとに、つまりは時間の経過と共に、私たちが勉強しなければならないことはどんどん増えていくわけです。でも、我々の寿命なんて30年前とほとんど変わらないわけです。30年前にはインターネットも携帯電話も(実質的には)存在していなかったにも関わらずです。

 

さらに言えば、我々が持っている「時間」は変わらないのに、「知の世界」はグングン広がっているわけですから、今後ますます「何に時間を使うか」が重要になるわけです。そしてその判断の重みがどんどん増していくわけです。この現状に皆さんはストレスを感じませんか? 私は正直、非常に強烈なプレッシャーを感じています。はっきり言って息苦しいです。本当にめちゃくちゃめんどくさい世の中になったなと思っています。

 

最後に、もう一度言わせてください。


これが、メランコリック現代です。