元台湾在住サラリーマンの徒然なる日々

飛行機とお酒と夜景が大好きな台湾在住サラリーマン。日々の生活の中で感じた取り留めもないことを綴っています。(Twitter: @superflyer2015)※2017年夏に中国に引っ越しました。(http://chinalover.hatenablog.com/)

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1食100元は昔の話? 日々上昇する台北の飲食系物価!?

あくまで私の勝手な感覚なのですが、最近台北の食べ物が高くなったような気がします。

 

1食100元は昔の話?


食費なんていうのは人間が生きる上で最も基本的な出費ですから、家計を考える上ではやはり真っ先に問題になるわけです。

当ブログではよく、「台湾では1食100元(約370円)」なんてお伝えしてきたわけですが、これはなぜかと言うと、こちらでは一般的によくこう言われるからです。100元というのがちょうどいい感じの基準になっているわけです。

ちなみに、私の上司はよく、「昔は台湾人サラリーマンの小遣いと言ったら1日100元が普通だったのに」なんて言っていますが、まあ台湾にもかつてそういう時代があったみたいです。

まず最初に皆さんにお聞きしたいのですが、台北に旅行に来た際に、1食100元で足りましたか?

私の場合、実は1食100元以内で済むことはほとんどありません。私の職場はかなり辺鄙な場所にあり、周囲には地元民しか行かないような超ローカルな食堂がたくさんあります。そのうちの1店に私は毎日のように通っているのですが、よく注文する汁なし麺が70元、スープが25元です。それだけで済ませば95元なのですが、健康のことを考え、最近は30元の茹で野菜も注文するようにしているので、毎回合計で125元(約460円)です。ということで、台北において最も物価が低いエリアでだいたいこれくらいです。

量を抑えれば100元以内に収めることも可能には可能ですが、そんな生活を続けたらストレスが溜まりそうだな、、、というのが私の素直な感想です。

例として、私がよく通っているベトナム料理屋のメニューを見てみましょう。こちらのお店は高級店でも何でもないごくごく普通の食堂で、過去に当ブログでも紹介したことがあります。

 

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この日は、こんな麺料理を食べました。

 

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これが140元(約520円)です。
ただ、やっぱりこれだけだと栄養が偏りますから、一緒に茹で野菜も注文しました。

 

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ニンニクががっつり入っていて、いろんな意味で元気が出る非常に美味しい一品なのですが、これだけで50元(約190円)しますから、合計で190元(約700円)ということになります。隣の席のお客さんがベトナムコーヒー(70元)を飲んでいて、注文しようか迷いましたが予算オーバーのため諦めました。

繰り返しますが、これ、別に高級品でも何でもないごくごく普通の食堂の料理です。日本と比べたら給与水準は2倍くらい違いますから、1,400円程度を1回の食事に使った感じでしょうか。高いと思いませんか?

 

日々上昇する台北の飲食系物価!?


私はもう何年も台北に住んでいるわけですが、ここ数年間だけで言っても、台北の飲食関係の物価は明らかに上昇しているような気がします。

私がたまに飲むスターバックスのモカコーヒーのグランデサイズが1杯150元(約560円)で、なぜか日本の店舗よりも高いのはまあ置いておくとしても、ごく普通の喫茶店でコーヒーを飲めば120元(約440円)くらいは普通にかかります。デパートの地下にあるフードコートでは、どんなに安いものでも150元(約560円)くらいでしょうか。200元(約740)を超える価格のメニューもごくごく普通です。私の家の近くに最近できたラーメン屋では、最もシンプルなラーメンが200元(約740)です。具材をトッピングすれば、簡単に日本円で1,000円を超えます。

台北市の外側に行くと物価は安くなるようですが、兎にも角にも台北市内は結構何でも高いです。なんだかんだ言って月給10~13万円程度の人が非常に多いわけで、そりゃ少子化が進むわけだよなと思います。デート用の服を買うお金を捻出するのも本当に大変です。

ちなみに、夜市なんかで一般的な屋台等、安いお店もあるにはありますが、台湾でも食の安全に関する議論が活発になされていたりして、同僚の中には「安いお店は危ない」とまるでてるみくらぶみたいなことを言っている人もいます。

私も実は、当ブログの読者の方から「ガイドブックに載っているようなお店はいいから、100元くらいで食べられるローカルなお店を教えて欲しい」と言われたことが何度もあったりしますが、皆さんはリアルな部分を知らないからそんなことを言うんですよ。例えば、私は普段、家の近くにある自助餐(たくさんの種類のお惣菜の中から欲しいものを選んで購入するタイプの食堂)のお店の前の道路で店員さんがゴキブリが近くをウロウロする中、汚いホースを使って野菜を洗っているのを見ていますから、やっぱり抵抗があります。外国人だからとかじゃなくて、台湾人の中にも敬遠する人が少なくありません。台湾も超格差社会ですから、まあそういうことなのだと思います。

ですから、台湾の人に聞けば、ある人は「1食100元が普通」と言うでしょうし、「今の時代、1食200元くらいかかるのが普通だと思う」なんて言う人も決して少なくはないと思います。

台湾の飲食店オーナーは、出店後、お客さんが良い感じに集まらないとすぐに店舗を手放しますから、入れ替わりが日本ではあり得ないくらい早いです。私の家の周囲にある店も半年くらいの周期でどんどん入れ替わっていますが、明らかに価格は上昇傾向にあるような気がします。

同僚に聞いてみたところ、台北市内の地価は非常に高く、賑やかな場所でビルの1階に店舗を構えようと思ったら、毎月10万元(約37万円)くらいは普通にかかるようです。ですから、100元のものなんかいくら売ったところで黒字にできないということなのかもしれません。

 

賢い台湾グルメの楽しみ方?


以上、いろいろと書いてはみましたが、台湾旅行と言えばやはりグルメですから、「食べまくるぞ〜!」と胃薬を握りしめてLCC(格安航空会社)の便でやってくる日本人は非常に多いわけです。

そこで、最後に私の考える「賢い台湾グルメの楽しみ方」についてちょっと書いてみようかなと思います。

結論を先に書くと、「ガイドブックに載っているようなお店を利用するのがベスト」です。要は、「鼎泰豐」、「點水樓」、「高記」、「糖朝」あたりに行けば良いのではないかなと。

 

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これらのお店はもちろん地元民的には高級レストランなので滅多に行けませんが、日本人にとってはかなり安く感じるはずです。ディンタイフォンで若い男性がガッツリ食べたとしても1人あたり700元(約2,600円)程度だと思いますが、同じ質と量のものを東京で食べようと思ったら、その倍くらいは必要になるのではないでしょうか。なので、結局のところ、これが最も「お得」に「満足」する方法なのではないかなと。

どうも旅慣れた人ほど「レストラン」を毛嫌いし、やたらと「ローカルフード」に拘りますが、私からしたらディンタイフォンの小籠包はローカルフード以外の何物でもありません。日本に支店がたくさんあることは知っていますが、台湾で食べるから美味いんですよ。ローカルフードに拘る方たちは多分、「夜市の屋台飯」なんかのことを言っているのだと思いますが、衛生面を考えると、私は特にああいったものを食べたいとは思いません。もちろん、会社にお客さんが来たら連れて行きますし、その際には私もガツガツ食べます。何ていうか、ああいったものはたまに食べるくらいで十分なんですよね。所詮は「観光夜市」、つまりはエンターテイメントですから。私が普段利用しているような安くてボロい食堂も市街地から離れれば見つかりますが、あえてお勧めする理由はないかなと。

ということでまあ、旅行でいらっしゃる方は夜市で「ローカルフード」を楽しめば良い、ということになるのかもしれませんが、何年も住んでみた結果、私が辿り着いた結論は上述の通りです、という話でした。

書き終えた後で言うのもアレですが、多分、これに関しては個人差が本当に大きいでしょうね。私のような一人暮らし中の寂しい中高年のオッサンが、そもそも一人で夜市なんかに行くわけありませんしね(笑)

星の数ほど、、、はないけれど、数多ある台湾ブログ。「グルメ」は台湾ブログにおいては欠かすことのできないテーマではありますが、リアルな現状は案外複雑だなとこれを書いていてあらためて思いました。

職場の同僚たちを見ていても、食費を徹底的に抑えている人、食にばかり金をかける人、食にも金にも健康にも関心がなくコンビニ弁当ばかり食べている人、緩いベジタリアン、厳格なベジタリアン、などなど本当にいろいろです。

食べることは生きること。シンプルだけれど、本当に奥の深いテーマですね。