実は、台湾旅行の際の玄関口である「台湾桃園国際空港」には、限られた人のみが楽しむことのできる素敵な場所があります。
いわゆる「航空会社ラウンジ」と呼ばれている施設のことなのですが、今回は写真と共にご紹介してみたいと思います。
「航空会社ラウンジ」とは?
これは知っている人は知っているし、全く知らない人も非常に多い話なのですが、一般的に空港内には「空港ラウンジ」と呼ばれている施設があり、チェックインや保安検査等を済ませた後、搭乗時刻までそちらでのんびり過ごすことが可能です。
空港ラウンジは以下の二つに大別されます。
- カードラウンジ
- 航空会社ラウンジ
前者は、クレジットカードの付帯サービスとして利用可能なラウンジのことで、ゴールドカードやアメリカンエキスプレスのカード等の年会費が若干高めのカードの保有者が享受できるサービスです。よくクレジットカードの特色として「空港ラウンジ利用可能!」なんて書いてあることがありますが、そういったカードの提示により利用が可能です。
一方、後者の「航空会社ラウンジ」は、各航空会社の上級会員が利用可能なラウンジのことです。格安航空会社(LCC)以外の全日本空輸(ANA)や日本航空(JAL)といったいわゆる「レガシーキャリア」もしくは「フルサービスキャリア」には、「frequent flier program」(フリークエント・フライヤー・プログラム)というマイレージプログラムが設けられていることが一般的です。基準は航空会社によって様々ですが、たくさん飛行機に乗って特定の条件をクリアすることで上級会員になることができます。まあ要は、顧客囲い込みのためのビジネス戦略の一つであるわけです。
これら二種類のラウンジの違いですが、一般的には、提供されるサービスの質が大きく異なります。例えば、カードラウンジでは飲食物としてはソフトドリンクのみの提供である場合が多いのですが、航空会社ラウンジではアルコールやフード類も無料で提供されるケースが多いです。
私はANAの上級会員なので、飛行機旅行の際には毎回航空会社ラウンジを利用しているのですが、航空会社ラウンジにおいてもその質はまちまちです。特に、日本の航空会社の上級会員になるのは非常に簡単なので、結果的にラウンジ内が混雑することも少なくなく、日本国内のANAラウンジを利用する際に不満を感じることがたまにあります。ただ、海外では一般的には航空会社ラウンジへの入室資格がある人は決して多くはないので、海外旅行の際には十分満足できることが多いです。特に台湾桃園国際空港のラウンジは質が高いので、毎回利用するのが楽しみです。
ということで、今回は最近利用した台湾桃園国際空港にあるエバー航空のラウンジを写真と共にご紹介してみたいと思います。
ちなみに、当記事を読んで「私も上級会員になりたい!」なんて思った方は、とりあえず以下の記事あたりを読んでみてはいかがでしょうか。
また、色々と込み入った話も多いので、疑問点がある方は、Twitter(https://twitter.com/superflyer2015)で直接質問していただいても構いません。
エバー航空の「STAR Lounge」
先述の通り、私はANAの上級会員なのですが、ANAは「スターアライアンス」という航空連合に所属しています。なので、若干例外はあるものの、私はスターアライアンス加盟航空会社の便を利用する際には、加盟航空会社の全てのラウンジが利用可能です。
そして、今回私はエバー航空の便を利用したため、台湾桃園国際空港では、エバー航空のラウンジとシンガポール航空のラウンジが利用可能でした。どちらも好きなラウンジなのですが、久しぶりの訪台だったので、迷わずエバー航空のラウンジを利用することにしました。
ということで、、、前置きが長くなりましたが、やってきました桃園空港!
航空会社ラウンジへの行き方ですが、出国審査を抜けた後でキョロキョロと周囲を見渡すと、こんな案内が目に入るはずです。
こちらの案内の横にあるエスカレーターで一つ上のフロアに上がると、ラウンジがたくさん集まったエリアに到着です。
今回私が利用可能なのは、スターアライアンスゴールド会員向けの「STAR Lounge」(スターラウンジ)というラウンジです。スターアライアンスだから「スター」なのでしょうねきっと。ちなみに、エバー航空は他に複数のラウンジをこのフロアに持っていますが、私が入室できるのはここだけです。
それでは、ラウンジに向かいましょう。
途中の通路で毎回目にするこいつが格好良くて私は大好きです。
エバー航空のラウンジは入り口も本当に格好良いです!
お洒落なゲートを抜け、やたらと容姿端麗なスタッフのお姉さんに搭乗券を見せればOKです。スターアライアンスのゴールド会員であれば、入って左方向に進むよう促されるはずです。
中にはいい感じの空間が広がっています。明るめの席もあれば、少し暗めのシックなエリアもありますから、好みで選ぶことができます。
飲食物に関しては、ビュッフェスタイルですから、好きなものを好きなだけ取ることができます。
せっかくだから少しお酒も、、、と思いアルコールのコーナーを見に行ったところ、なんとカミュのXOが置いてありました。
これは結構高価なコニャック(ブランデーの一種)でして、なかなか自分では買えませんから嬉しかったです。
他には、もちろんビールなんかもありますし、ソフトドリンクの種類も充実しています。
あとは、こちらのラウンジに関する特記事項!なのですが、ハーゲンダッツのアイスクリームが食べ放題です。
私以外にも、数人の女の子が嬉しそうにiPhoneで写真を撮っていました。
この日は結構お腹が空いていたので、フード類もがっつり食べてしまいました。
これが全て無料なわけで、「美味しい話」なんてのは案外あるものなのだなとつい思ってしまいます。
あっ、もちろんシメはこれです。
久しぶりに訪れたエバー航空のラウンジを満喫し、搭乗ゲートへと向かいました。
雑感
今回は少し説明も多めになってしまいましたが、最近利用したラウンジが非常に良かったので、ついブログで紹介したくなってしまいました。
昨今、LCC利用のエコ旅が流行っているのは知っていますし、台湾が安価で気軽に行ける旅行先であることはいいことだと思っています。ただ、台湾というか、中華圏におけるビジネスシーンでは、こういった「差別化」は結構積極的になされる傾向にあります。砕けた言い方をすると、「VIP」という言葉が大好きな人、見栄っ張りな人が中華圏には案外多いのです。ですから、こういった施設の質に関しては、台湾のローカルな雰囲気とはかなり乖離していたりして、そこがまた何とも面白かったりするわけです。
ということで、皆さんももし機会がありましたら是非利用してみてください。
なお、私はラウンジレポートを他にも幾つか書いていますので、もしよかったら以下のカテゴリーもチェックしてみてください。
それにしても、こんな記事を書くとまた飛行機に乗りたくてうずうずしてきますね、、、
次のフライトは来月なので、まだしばらく待つ必要があります。
えっ? 行き先ですか?
それは、、、秘密です。
「謎が多い方が異性にモテる」ってモテ情報サイトに書いてあったので。