元台湾在住サラリーマンの徒然なる日々

飛行機とお酒と夜景が大好きな台湾在住サラリーマン。日々の生活の中で感じた取り留めもないことを綴っています。(Twitter: @superflyer2015)※2017年夏に中国に引っ越しました。(http://chinalover.hatenablog.com/)

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(絶賛上映中)「君の名は。(你的名字)」が台湾でも記録的大ヒット!

カップルと宇宙


(※当記事には若干のネタバレが含まれますので、読むかどうかご自身で判断をお願いします。)

それにしても、こういうの作らせたら日本人って本当に天才的ですよね。。。

 

「君の名は。」が台湾でも記録的大ヒット!


新海誠監督の大ヒットアニメーション映画「君の名は。」が日本で公開されたのは今年の8月ですから、もう既に日本では旬な話題ではないのかもしれませんが、台湾では「你的名字」(直訳すると「あなたの名前」もしくは「あなたの下の名前」。英語名は「YOUR NAME」)というタイトルで先月下旬に公開され、現在大ブームとなっています。なんでも、台湾で過去に公開された日本のアニメーション映画の記録を破ったのだとか。ちなみに、イギリス、中国、韓国等では今月下旬以降の公開が予定されていますから、もしかしたら、世界を席巻することになるかもしれません!

ちなみに、もちろん私も観ました。オッサンだけど、観ちゃいました。

正直な感想を先に書いておきますが、映画自体の質としては、そんなにまで優れてはいないような気がします。何て言うか、来年頃には忘れちゃっているんだろうな、、、って。ただ、ストーリー自体は技巧的で非常に楽しめました。結構入り組んでいて、大人でもじっくり楽しめるようになっているところが気に入りました。あとは、やっぱり若くて可愛い女の子が死んでしまうような(結局死なずに済むけれど)ストーリーってのは反則ですよね。あんなの私のようなオッサンでも泣いちゃいますよ、、、

あとは、「美しい田舎」と「大都会」という日本の持つ二つの側面が非常にテンポよく描かれていて面白いなと思いました。東京は私も長く住んだ場所ですからまあいいとして、映画の中で描かれる美しい日本の風景には本当に感動しました。

「いい映画」の定義って難しいですよね。長く記憶に残る作品にやはり価値があるような気はするけれど、上映中のたった90分ないし2時間程度の時間だけでも私たちをどこかに誘ってくれるのであれば、それで十分な気がしないでもないですしね。

兎にも角にも、私は十分に楽しめましたし、上映開始以降、毎日たくさんの台湾の人たちが映画館に足を運んでいるようです。私が思うに、台湾の人たちは現代の日本人のように心が荒んでいないというか、非常に純粋で感受性が豊かなので、こういった映画を見ると、もう完全にその世界にハマってしまうみたいなんですよね。「現代の台湾人女性は、白馬に乗った王子様が迎えに来るのを本気で待っている」、「そうやって20代、30代の時間はあっという間に過ぎていくんだ」なんていう笑えない話を同僚から聞いたことがありますが、実際にこっちに住んでいるとよくわかるような気がします。

 

職場でも大変なことになっています!


現在進行形な話ですが、職場の同僚たちが最近ちょっと変です。私にやたらといろいろと質問をしてくるのです。数が多いので、ざっと箇条書きにしておきます。

  • 「君」は日本語の二人称の中ではどういう位置付けなのか?
  • 「名」と「名前」はどう違うのか?
  • 日本の高校生はあんな感じでバイトをしているのか?
  • ああいうお酒は本当に存在するのか?
  • 高山ラーメンは他のラーメンとどう違うのか?
  • 組紐というのは日本に行けば買えるのか?
  • 飛騨には行ったことがあるか?
  • 諏訪湖には行ったことがあるか?
  • 「タキ」という名前は日本では一般的なのか?
  • 「三葉」という名前は日本では一般的なのか?


などなど、みんな目をキラキラさせながら質問してくるから本当に大変です。

さらには、私がちょっと意地悪なことを言ったせいで、事態は混乱を極める結果に、、、

「三葉の話す日本語のあの”訛り”が超最高なんだけれど、まあ外国人には伝わらないだろうねぇ〜」と言ったところ、「いったいそれはどういう意味なのか詳細に教えて欲しい!」、「発音が違うということか?」、「それとも、文法も違うのか?」などなど、もう変なことを言ってしまったのをただひたすら後悔しました。

それにしても、台湾人の行動力はすごいです。職場で私の隣の席にいる30代後半の台湾人女性は、映画を見終わると同時に日本旅行に行く決断をし、なんでも、既に航空券やホテルの手配は済んでいるそうです。飛騨、諏訪湖、東京を1週間かけて観光するのだとか。

彼女は普段、すごく真面目でおとなしい人なのですが、今回の行動の早さには驚きました。こういう、「ビビッときたらすぐ行動!」っていうのは大事なことですよね。私が思うに、恋愛においても特に重要な気がします。考えてばかりいると、風向きはすぐ変わってしまいますしね。

 

恋愛に飢えている現代人


映画を観て、「あんな出会い、あんな恋愛、いいよなぁ〜」なんて私も素直に思いましたし、「若い頃に戻って、もう一度純粋な恋愛を経験したいな、、、」なんてことも思いました。ただ、もちろんそんなのはもう絶対に無理な話であって、私は年齢的には三葉の父親寄りですから、社会人として未来の若者たちのために何ができるか、親として子供に何を伝えていけるか、本来ならそんなことを考えなければならない時期を生きているわけです。

多分、過去にああいうのを経験できた人はいいんですよね。昔のことを懐かしんだり、心だけちょっとタイムスリップして楽しむだけだから。

そしてもちろん、学生さんたちは現在進行中の恋愛や今後訪れる新たな出会いに思いを馳せるだけでしょうから、非常に健康的に私には見えます。

問題は、まだそういうのを経験したことのないアラサー以上(28歳以上)の大人たちですよね。。。

なんで現代の世ではこうも恋愛が難しいのでしょうかね。個人的には思いつく「原因」がたくさんあって、実はそのうち恋愛ブログを作りたいなと思っているので(「キモい」とか言わないでくださいね、、、こっちは真面目なので、、、)、細かいことはここには書きませんが、一つだけ挙げるとすれば、それは「人と人との距離が遠くなったから」ではないでしょうか。

昔は、「直接会う」か「電話」か「手紙」くらいしかなかったのですが、ぶっちゃけ現代では「LINE」オンリーじゃないですか。チャットは確かに便利だけれど、便利過ぎて直接会う必要も無くなってしまったし、手書きの文字の温かみもそこにはありません。ただのデジタルデータがあるだけ。なんていうか、とにかく「体温」が全然感じられないんですよね。誰かが1万人のために作ったスタンプなんか、みんな使っていて虚しくならないんでしょうかね。。。

昨日、トランプ次期アメリカ大統領の娘さんの写真を見てみたのですが、すごい美人さんですよね。手に入る人は何でも手に入る。手に入らない人は何も手に入らない。現代ってのはそんな世の中なのかもしれません。「経済格差」は大いに問題だけれど、「恋愛格差」も国家の存続という観点から見たら大問題です。

私は人と同じように何かを受け入れることに抵抗を持っている人間なので、映画を見ながら、ついそんなことを考えてしまいました。

それにしても、、、

タキ君は明らかにイケメンだし、三葉と四葉もかなりの美人。そんなのは現実の世界では上位数パーセントだけ。てっしーみたいな行動がイケメンな男だって、明らかに上位数パーセント。心に注目してみれば、全ての恋愛の本質は同じだと思うんだけれど、、、

なんとなく伝わりますか? 私が言いたい事?

 

今日は「シングルデー」


今日、11月11日は、台湾や中国では「シングルデー」と呼ばれている日です。

台湾人の一人旅の旅行先として最も人気があるのは東京だそうですから、もしかしたら、今日はいつもよりちょっとだけ多くの台湾人や中国人が東京の街で見られるかもしれません。

映画の中の二人は、お互いがお互いを探し求め、最終的に会えました。若い二人は、今後もずっと幸せに暮らすことでしょう。

でも、私は断言しますが、奇跡みたいなことは現実には絶対に起きません。起きないから、人はそれをファンタジーとして描くのです。

現実的に大事なことなんて、ただただ、行動あるのみだと思います。

みなさんも、もし今、心の中に誰かの名前があるのなら、ちょっとだけ勇気を出して、食事にでも誘ってみてはいかがでしょうか。

ほら、なんとなく、聞こえてきませんか? 鈴の音が。

もうそんな、季節みたいですよ。