元台湾在住サラリーマンの徒然なる日々

かつて台湾に数年間住んでいた日本人サラリーマンが綴る雑食系台湾ブログ。ご連絡はTwitter(https://twitter.com/superflyer2015)経由でお願いします。

台湾における物価(衣類・通信編)

台湾のプリペイドSIMカード

 

カテゴリーに分けて順番に台湾における物価について見てきましたが、今回が最後の「衣類・通信編」です。日用品や携帯代などについて紹介していきたいと思います。

 

衣類


これに関しては、「質の悪いものは日本よりも安く、質の高いものは日本よりも高い」という表現に尽きるような気がします。例えば、こちらでおなじみの夜市(ナイトマーケット)では、服や靴、バッグ、アクセサリーなどが安く買えます。だいたいどれも数百元くらいですから、1,000円〜3,000円くらいでしょうか。掘り出し物的な商品を見つけることもあるし、たくさんのお店がひしめき合っていますから純粋に見て歩くのは楽しいです。ただ、品質に関してはやはり値段相応かなと。そんなに悪いわけではないし、こっちの人はみんなそういった価格帯のものを身につけたりしているのですが、気になる人にとってはやはり品質が気になるんじゃないかな。
質のいいものが欲しければデパートへという話になります。こちらには「阪急」や「三越」、「そごう」などの日系デパートがありますから、そういったところへ行けば日本で売っているのと同じようなレベルの品が手に入ります。ただ価格は日本よりも高く設定されています。有名な話ではありますが、こちらではユニクロもちょっとした高級ブランドです。日本と同じ商品が売っていますから、比べることができるわけですが、いつも見る度に「だいぶ盛ってるな〜」とつい思ってしまいます。さらに、MUJIの商品など日本円表記の値札がそのまま残っていますから比較は特に簡単なのですが、ざっくり言って2割程度は盛ってる感じです。

 

雑貨・インテリアグッズ


私はインテリアグッズ屋さんでウインドウショッピング(笑)するのが好きなのですが、デパートの中に入っているテナントの商品は本当にめちゃくちゃ高いです。ただのランチョンマットが5,000円とか、ちょっとしたバスタオルが1万円とか。ここで言っているのは「日本で売っている同等の商品と比べて高い」という意味です。こちらの給与水準を考えると、いったい誰が買うんだろ、、、とつい思ってしまいます。本当にいったいどんな人が買っているんですかね、、、いつも店内はガラガラだけど(笑)

 

日用品


生活する上で必ず消費するものと言ったら、例えばティッシュペーパーなどでしょうか。私がいつも買っているごくごく普通のボックスティッシュが5箱まとまったものは115元(約420円)です。一番安いものでも100元(約370円)くらいなので、ちょっと高いんですかね。
あとは入浴グッズも必需品ですね。私が買っているシャンプーのマシェリ(日本で売っているものと全く同じ)は250元(約921円)ですから、明らかに高いですね。日本のドラッグストアなら、同量のコンディショナーとセットで1,000円で売っていたりなんかします。
もちろん、わけのわからないめちゃくちゃ安いシャンプーなんてのもありますが、やはりオススメできません。前に台湾国内での出張でビジネスホテルに泊まったところ、シャンプーとボディーソープ(?)が全部一緒になった青色の変なのが置いてあって、泣きそうになりながら使いました。一時帰国した際に友人にこの話をしたら、「あ〜欧米の安いホテルに時々置いてある青いドロドロね」とのことでした(笑)
ちょっと話がズレましたが、日用品の値段も衣類同様、商品の品質次第ですね。とりあえず、日本で売ってるシャンプー等は高いものの普通に手には入りますというお話でした。。。

 

電化製品


テレビ、洗濯機、冷蔵庫等の家電に関しては、中国製のよくわからないメーカーの商品ならとても安く手に入ります。特に褒める部分は見当たりませんが、普通にしっかり動きますから全く困りません。もう言うまでもないかとは思いますが、日本の有名メーカーの商品は日本以上に高いです。
最近気付いた特筆すべき点としては、例えば「1万円以上の高級ドライヤー」等はそもそもその辺のお店では売っていなかったりします。売ってもたくさんは売れないからなのかもしれません。やはり手に入らないから、日本に旅行に行って購入するんでしょうね。台湾(中華民国)と中国(中華人民共和国)は全然違う国ですが、いわるゆ近年話題の「爆買い」なんてのがどういった理由で起こるのか、こっちに住んでいると何となくわかるような気がします。「手に入りづらい商品だから」もしくは「本国でも買えるけれど、日本で買った方がだいぶ安いから」でしょうね。
ちなみに、iPhone6sは日本で買うよりも1割程度高いです。

 

通信(携帯電話)


これには興味がある人も多いのではないでしょうか。
まず最初に説明しておかなければいけないのは、基本的に海外では「端末」と「SIMカード」は別々に用意するものであるということです。iPhoneでもXperiaでもいいので、まずを好きな端末を購入し、その後で好きな電話会社(回線業者)と契約してSIMカードを購入するわけです。
端末代はまあいいとして、毎月支払うSIMカード代が問題になるわけですが、私が契約している3G回線(日本の3G回線よりもだいぶ速いのでこれで基本的には十分)でのパケット通信し放題、かつ無料通話がほどほどについたプランで毎月の支払額は約1,000元(約3,700円)です。日本の人たちの毎月の支払額には端末代が含まれていたりするから計算が厄介なのですが、日本よりも少し安いくらいでしょうか。あんまりパケット通信を使わない人ならもちろんもっと安く済みます。
ちなみに、これは後日また別の記事で書くかと思いますが、日本の端末には基本的にSIMロックがかかっているので、台湾の空港でSIMカードを買って日本から持ってきたスマホに挿入したところで使用はできませんから注意してください。そういった使い方をしたいのであれば、渡航前に「SIMロックを外す」もしくは「SIMロックがかかっていない(SIMロックフリー)端末を購入しておく」の二択ということになります。


以上、三つの記事に分けて衣食住に関して価格を見てきましたが、どうでしょうか。何となくイメージが湧きましたでしょうか?
要は、日本人はいいものばかりに囲まれて生活しているということですね。お洒落な人たちが馬鹿にするユニクロだって海外では「高嶺の花」だったりするかもしれないわけです。よく「海外で日本にいた時と同水準の生活をしようと思うとすごく金がかかる」と言いますが、本当にその通りだと思います。

今回はここまでにしておいて、次回のエントリーで台湾における物価についてまとめてみたいと思います。