元台湾在住サラリーマンの徒然なる日々

かつて台湾に数年間住んでいた日本人サラリーマンが綴る雑食系台湾ブログ。ご連絡はTwitter(https://twitter.com/superflyer2015)経由でお願いします。

「私、台湾が大好きなんです! 台湾に住んでいるなんて羨ましいな〜!!!」というコメントへの本音のお返事

前回、リクエストを受けてこんな記事を書きました。

 

taiwanlover.hatenablog.com


ぶっちゃけかなり本気になってしまい、実は何時間もかけて書きました(笑)
私も所詮はいわゆる社畜なので、寝る時間削って書きました。
ですから、アクセス数がどう変化するかな〜なんて、実はすごく楽しみにしていたんですよ。

そうしたらなんと、いつもよりもだいぶ少ない。
いつも右寄り(?)な方から罵声が送られてきたりなんかするんですが、今回は一切何も無し。こういった記事にこそクレームつけたらいいのに。
そういうのが常態化していたから、こういう記事にはどうクレームつけるんだろうって、けっこう楽しみにしていたのに、がっかりです。ならもう一生黙っとけって話です。

過去の記事へのアクセス分布を眺めてみたら、真面目に書いた記事へのアクセスは相対的に少なくて、ふざけて書いたジョーク記事みたいなのにアクセスが集中していて、ちょっとネジが外れてしまいましたから、今日は本当は書くつもりのなかった本音を書いてみることにします。

 

「私、台湾が大好きなんです! 台湾に住んでいるなんて羨ましいな〜!!!」というコメントへの本音のお返事


こっちに移ってきて数年になりますが、「台湾に住んでいるなんて羨ましい!」というセリフ、いったい今まで何度言われたことか、、、
そういったセリフの主は例外なく海外に住んだことのない方たちです。

私は台湾が好きというか、現状台湾の人たちにめちゃくちゃお世話になっていますから、台湾を「下げる」ようなことは書くまいと思っていました。
でも、そういうのってフェアじゃない気がしないこともないので、今日はちょっと書いてみることにします。読者が多かったらこういうのは絶対に書きませんが、どうせ誰からも気付かれないような無名ブログですから、、、

 

台湾がそんなに好きなら、一度住んでみたらいかがですか?


とにかくにも、「台湾に住んでいるなんて羨ましいな〜!」なんて言う日本人が多過ぎます。羨ましいのなら住んでみればいいのに。「そんなに好きなら、一度一ヶ月間くらい住んでみたらどうですか?」と声をかけてみて返ってくるのはいつも、「無理ですよぉ〜仕事がありますからぁ〜(笑)」なんて言葉。

いろんなシーンで見られますけれど、日本人が頻繁に使うこういう表現、本当に私は大嫌いです。「羨ましいけれど、私はけっこうです(笑)」って。人を馬鹿にするにも程があるだろって話です。

 

え!? でも、台湾が好きだからそっちに住んでいるんでしょ?


そういう人ばかりではありません。
99%の日本人は日本にずっといたいと思っています。私は残りの1%ではありません。
食についての環境や住環境も含め、ほとんどのことに関して私は日本が世界で一番だと思っています。給与水準に関しては今日では例外と言えるかもしれませんが。
だから海外赴任するサラリーマンには、日本でもらっていた給与とほぼ同額の手当が付くんです。つまり、海外に行くと給与は倍くらいになるのです。
それでも、多くの人は「早く日本に帰りたい」と言います。私も少しでも早く日本に帰りたいと思っています。

会社の駐在員以外でこちらに能動的に住んでいる方もそれなりにいますが、日本での人間関係が上手くいかなかった方や、日本の社会に馴染めなかった方なんかも多いです。あとはやはり、中国語を身につけて将来日本で就職した時に活かしたいけれど、中国には行きたくない、なんて人たちが多いですね。やはり「ずっと台湾にいたい」という人は決して多くないと思います。

繰り返しますが、台湾が好きだから住んでいるという人ばかりではないのです。

 

台湾の人たちの民度について


台湾の人たちはよく「中国人が大嫌い」なんて言っていますが、個人的には納得できる部分と納得できない部分があります。

台湾人はよく「中国人はうるさい」と言うけれど、台湾人にもうるさい人は多いです。そういった事情に敏感で、常に小声で話すよう心がけている日本フリークの若い女の子がいたりすることも私は知っています。でも、全体的にはやっぱり日本人よりもうるさいです。

特にオッサンですが、外で唾吐く人が多いのが気になります。見ていて気分悪いです。

あるおばあさんに言いたいことがあります。台湾に来て、最初に衝撃を受けた光景ですが、私の家の前の排水溝で、孫(?)の幼女に排泄させるのを辞めて欲しいです。水で流せばいいってものではありません。

 

日本人が大好きな夜市(ナイトマーケット)について


私も観光客に大人気のナイトマーケットには時々行きますが、基本的に海外からのお客さんを連れて行く時限定です。
日本人旅行客も本当に台湾の夜市が大好きみたいですが、私はプライペートでは決して行きません。
だいぶ前の話ですが、ある夏の日、ある串焼きの屋台の行列に私は並んでいました。ふと下の方に目をやると、肉が入ったダンボールが地面に置かれているのが見えました。二匹のゴキブリがその中に入っていきました。私はそれ以降、プライペートで夜市には行っていません。
お客さんが来た時は仕方ありません。ニコニコしながら連れて行きます。ゴキブリが触れたり舐めたり齧ったりした程度なら、食べたところで何ら問題はないでしょうし。

 

とにかく何でもかんでも大雑把


私はもう慣れたので何とも思いませんが、お店で買い物をした時のお釣りの間違いなんてしょっちゅうです。めちゃくちゃ少なく渡されることもあれば、すごく多く渡された経験もあります。ですから私は頻繁に、台北メトロ(MRT)の駅にあるマシンで両替するようにして、できる限り高額紙幣は持たないようにしています。
お釣りに関するトラブルはファミリーマートやセブンイレブン等のコンビニなんかでも多く、つい最近の話だと、買った商品の一部について二度ピッとカウントされ、唖然としました。
悪気があってやっているわけでないのはわかります。無邪気に普通に間違えるから、余計に腹が立つこともあるのです。

 

外国なんて旅行で行くくらいがちょうどいい


書いていて何か虚しくなってきたのでもうやめますが、日本人が海外に住むと、しんどいと感じることが本当に多いです。アメリカに駐在した親友は、アメリカにおけるアジア人差別にうんざりしたからもうアメリカになんか行きたくないと言っていましたし、イタリアの地方大学に留学した友人は、あんな乞食とぼったくりと嘘つきだらけの国にはもう行きたくない、と言っていました。
要は、旅行で行くくらいがちょうどいいんですよ。嫌なところを見なくて済むから。

また、だからこそ私は、特に若い学生さんたちに向けて、四日前に投稿した以下の記事で「ブログ読んで行った気になってる暇があったらとりあえず現地に行ってこい」的なことを書いたんですよ。

 

taiwanlover.hatenablog.com

言葉遣いが汚くてすみません。
でも、多くの人に見てもらえないのなら、細かいことは気にせず今後も一部の読者に向けて私は「本音」を書いていきたいと思っています。