元台湾在住サラリーマンの徒然なる日々

かつて台湾に数年間住んでいた日本人サラリーマンが綴る雑食系台湾ブログ。ご連絡はTwitter(https://twitter.com/superflyer2015)経由でお願いします。

(台湾のB級グルメ)「周胖子餃子館」の水餃子!

三日程前に、以下の記事で「君悦排骨」の排骨飯を紹介させていただきました。

 

taiwanlover.hatenablog.com


今回は台湾のB級グルメ特集第二弾ということで、「周胖子餃子館」という水餃子がメインのお店を紹介してみたいと思います。

 

台湾で「餃子」と言ったら水餃子のこと


日本で餃子と言ったら主に「焼き餃子」のことなわけですが、台湾で餃子と言った場合は基本的に「水餃子」を意味します。中国語では「水餃」と書きます。中国語で焼き餃子は「鍋貼」と表記され、チェーン店の「八方雲集」やラーメン屋などでは普通に食べられるのですが、そんなにまでポピュラーではないような気がします。今回紹介するお店のメニューにもありません。更に言ってしまうと、焼き餃子に関しては日本で食べた方が美味しいと思います。

台湾で水餃子と言ったら極めて庶民的な食べ物ですから、個人的には「グルメ」と呼んでいいのかちょっと迷うのですが、逆に日本で水餃子が食べられるお店というのは決して多くはありませんから、旅行でいらっしゃる方などには、ぜひ試していただきたいなと思っています。

 

地元民に大人気の「周胖子餃子館」


今回ご紹介する「周胖子餃子館」もチェーン店であり、台北市内のけっこういろんなところに支店があります。観光客であれば必ず一度は利用するであろう台北メトロ(MRT)の市政府駅のすぐ近くにある店舗に先日行ってきましたので、その時に撮った写真を今回お見せしたいと思います。

 

台北メトロの市政府駅近くにある周胖子餃子館


まずはメニューですが、以下のように日本語も併記されていますから非常にわかりやすいですね。

 

台北メトロの市政府駅近くにある周胖子餃子館のメニュー


なぜかこのメニューには載っていないのですが、他にもスープ類や茹で野菜、小皿料理もあったりします。
麺類もけっこう充実していることがわかるのですが、正直なところ、味はかなり普通だと思います。やはり店名に入っている商品をオーダーするのがベターですね。

お店に入ると、まず店内で食べるのか持ち帰りなのかを聞かれ、注文票を渡してくれますから、それに記入して渡せば注文完了です。台湾の飲食店(カフェやバーは除く)ではこのスタイルが一般的で、口頭で注文を伝える必要がありませんから、特に日本人観光客にとっては本当にハードルが低いです。

以下、この日私がテイクアウトで注文した品の写真をお見せしようと思うのですが、残念なことにあまり綺麗に撮れなかったため、ちょっとした参考程度にお考えください。本物はもっと美味しそうな見た目をしていますから、ぜひ現地で確認してみてください。

それではまずはメインの水餃子です。

 

台北メトロの市政府駅近くにある周胖子餃子館の水餃子


これでちょうど10個です。店名の「胖」という字には「太った」というような意味があるのですが、実際ここの水餃子は一粒が比較的大きく、具もしっかり詰まっていますからジューシーで美味しいです。メニューに書いてある通り、中身を選ぶことができるのですが、個人的には「牛肉」と「蝦」が気に入っています。写真に写っているのは「牛肉」ですから10粒で80元(約290円)です。

次に、私がよく注文する茹で野菜です。

 

台北メトロの市政府駅近くにある周胖子餃子館の茹で野菜


日本にはない感じの味付けで私は気に入っています。やはり外食ばかりしていると、野菜が不足しがちになりますからね、、、
価格は40元(約150円)です。

次に、これは完全に私の趣味なのですが、小皿料理(中国語で「小菜」と表記される)として売られていた「皮蛋豆腐」です。

 

台北メトロの市政府駅近くにある周胖子餃子館の皮蛋豆腐


豆腐はまあただの豆腐です。かかっているタレが美味しいです。ピータンは見た目は悪いのですが、私はかなりハマっています。これを食べながら台湾ビールを飲む時に、私は自分が今生きているのだということを実感します。価格は30元(約110円)です。

最後は「酸辣湯」というスープです。

 

台北メトロの市政府駅近くにある周胖子餃子館の酸辣湯


台湾では非常にポピュラーなスープで私も気に入っています。ただ、お酢が効いていますから、もしかしたら苦手な人もいるかもしれません。サイズは「大」、「中」、「小」と三種類あり、写真に写っているのは小サイズで35元(約130円)です。小サイズでもそれなりに量がありますから(少なくとも日本の標準的な味噌汁2杯分くらいはあると思われます)、たくさん欲しいからといっていきなり中サイズを選んだりはしない方がいいかもしれません。

ちなみに、中国語で「湯」は「スープ」の意味です。ですから、私の職場にいるある台湾人の同僚は、「日本には女湯が存在する」という事実を初めて知った時にかなりの衝撃を受けたそうです。。。

少し話が逸れましたが(笑)、以上の品全部で185元(約670円)です。一人で食べるには少し多いかもしれません。
数人で来ていろいろ注文してシェアして食べるのも楽しいでしょうし、一人で来ている女性なんかも普通にいますから、ぜひ気軽に利用してみていただけたらと思います。水餃子の個数は1粒単位で自分で決められるため、分量の調節も簡単です。


ということで、今回は以上です。
みなさんも機会がありましたら、台湾の庶民の味をぜひ試してみてください。