元台湾在住サラリーマンの徒然なる日々

かつて台湾に数年間住んでいた日本人サラリーマンが綴る雑食系台湾ブログ。ご連絡はTwitter(https://twitter.com/superflyer2015)経由でお願いします。

婚活を始めてわかった女性の「年齢」が意味すること

f:id:superflyer2015:20190216212357j:plain


中年の婚活は色々と複雑で難しいなと思う今日この頃。

 

婚活始めました


実は私、先月帰国して以降婚活に励んでいます。

 

元々結婚願望はありましたが、海外に長くいたため日本での恋活・婚活は不可能でしたから、これまでずっと独り身で生きてきました。台湾や中国で現地の女性と付き合うという選択肢がなかったわけではありませんが、「理想の人生はアメリカ水準の給料をもらい、日本人女性と結婚してロンドンに住むこと」なんて表現があるくらい日本人女性は世界的に人気がありますから、せっかく日本に男として生まれたのだから日本人女性と結婚したい!という漠然とした思いがあったのです。

 

ただ、本音を先に書いておくと、どちらかと言えば、配偶者(妻)が欲しいというよりは子供が欲しいんです。私は昔から子供が大好きで、父親になるということに強い憧れを持っていました。そしてまた、私も年齢が年齢ですから、自分がこの世を去った後に残るものがあったら素敵だなと、そんな思いもあります。一人の人間が持っている時間なんてどんなに長くても100年程度ですが、次の世代へのバトンリレーが続けばもっとはるかに長い時間に関係することができるわけです。というか、現に何千年とか何万年という時間を経て我々はバトンを受け取ったわけですしね。

 

そんなわけで、私も結婚して子供を作り、しっかりと育てて世に送り出し、役目を果たして死にたいなと思っています。

 

40代の婚活の方法


私には婚活の経験がないので、まずはネットで情報を漁りました。

 

その結果わかってきたこととしては、40代が結婚相手を探そうと思ったら、実質的に「結婚相談所」か「婚活パーティー」の二択だということです。「婚活アプリ」なるものもあるようですが、真面目な出会いを求めている人には不向きという意見が多いですし、「カルチャースクールで趣味の合う異性を見つける」という方法も若い方向きのようです。

 

ということで、まずは結婚相談所の利用を検討したのですが、よくよく調べてみると、これはスペックの高い男性向けなんですね。料金もうん十万円と高額ですし、40代だともう学歴や職歴、もしくは経済力の面で優れていないと話にならないようです。

 

そんなわけで、もう私には婚活パーティーしか残されていないということがわかりました。婚活パーティーなら5,000円程度(女性は2,000円程度)で参加可能なものがほとんどですから、定期的に参加してまずは色んな女性と出会うのが一番だろうという結論に至りました。

 

男の「経済力(と身長)」と女の「容姿と年齢」


「婚活パーティー」で検索をすると実に様々な業者がパーティーを開催していることがわかります。「テーマ」みたいなものが設定されているパーティーが多いのですが、これが本当に闇が深い!(多種多様で面白い!)

 

具体的には、以下のような感じです。

 

  • 色白の女性向け
  • 家庭的な女性向け
  • 3高でかつゲーム好きな男性向け
  • 容姿を褒められる女性向け
  • 年収1,000万円以上かつ容姿が魅力的な男性向け
  • 年収550万円以上の男性向け
  • 大卒かつ高身長な男性向け
  • 消防士や教師等の仕事柄出会いが少ない人気職業の男性向け
  • 年収1,000万円以上で再婚希望の男性向け
  • 清潔感のある男性向け
  • ぽっちゃりした若い女性向け
  • スタイルの良い女性向け
  • スレンダーかつ美脚な女性向け
  • 彼には甘えたいタイプの年下女性向け
  • 大手企業勤務もしくは国家公務員の男性向け
  • 一人暮らしかつ婚活初心者の女性向け
  • 彼についていきたいタイプの女性向け
  • 体が柔らかいもしくは運動が好きな女性向け
  • セクシーで色気のある女性向け
  • 高年収もしくは高身長でオタクな男性向け
  • 若く見られる女性向け


ちなみに、「高身長」を条件にしている婚活パーティーの詳しい条件を確認してみたところ、「170cm以上」だそうです。170cmというのは日本人男性の平均未満ですが、まあ要は「低身長の男性を避けたい女性向け」ということですね。身長で差別するなら、「Cカップ以上の女性限定パーティー」も開催すべきだろうと思った低身長男性は私だけではないはず。

 

もう言うまでもありませんが、21世紀に入って久しい現代でも、やはり男は「経済力(と身長)」、女は「容姿と年齢」ということのようです。どのパーティーにも男女別の年齢制限がありますが、女性に対する制限における上限は男性よりもだいぶ低めに設定されていることが殆どです。男性であれば48歳くらいまでなら参加可能なものがたくさんありますが、40代の女性が参加可能なものは結構限られます。

 

女性の「年齢」が意味すること


さて、どのパーティーに参加しようか、、、と思い、「自分が相手に求める条件」について考えてみたのですが、その過程で重要なことに気付きました。

 

私の真の望みは「結婚」ではなく「子供を持つこと」なわけですが、考えてみたら、同世代の女性と結婚したところで子供は持てないんですよね。

 

5歳くらい年下でも多分難しいでしょう。ある友人の奥さんは37歳から不妊治療を始め、かなり頑張ったようですが結局妊娠には至りませんでした。別の知り合いの女性は35歳の時に結婚し妊活を頑張ったそうですが、40歳になった今でも子供はいません。

 

私も40年以上生きてきて、親戚や友人知人等、色んな夫婦を見てきましたが、やはり女性には「35歳」にちょっとしたターニングポイントのようなものがあり、「40歳」にはそれなりの高さを持った壁が待ち受けているのかなと思えてなりません。

 

もちろん、男性にも似たようなことが言えます。不妊症の原因の半分は男性側にあります。男性側が高齢だと、精子の中のDNAに転写エラーのようなものが増えるそうで、パートナーが妊娠しづらくなるだけではなく、無事出産ができても自閉症になるリスクが高まるという話があります。

 

ただ、そうは言っても、例えば50代の男性が20代の女性を妊娠させることは決して難しくはないのが現実です。そして、これの逆はまず起こらないのです。

 

こういったことをあれこれ考えていて思いました。
女性にとって「社会人になってから35歳まで」の時間というのはとてつもなく重いのだなと。

 

真の「男女平等」


日本社会には未だに性差別が残っているとよく言われますが、私は今回色々と思いを巡らしたところ、「男女平等」というのが一体どんな状態なのかよくわからなくなってきました。

 

まず男女では「生殖機能」の面で大きな違いがあります。男はどんなに頑張っても子供は産めないわけですから。個人的には、どう考えても女性の方が男よりも価値がある存在に思えてならないのです。

 

ただ上述の通り、そんな女性であっても子供は若いうちにしか産めません。ですから、「20代〜30代の女性を社会全体で大事にする」ことがものすごく重要なのではないかと思うのです。もちろん、私は女性に対して「産め」もしくは「産むべき」と言っているわけではありません。そんなことは当人の自由ですから。ただ、一般論として、社会全体で「大事にする」ことがとにかく重要だと思うのです。

 

上の方でさらっと触れましたが、婚活パーティーの参加費は「男:5,000円、女:2,000円」程度に設定されていることが多いです。最初に見た時は、こんな差別を堂々とやっていて何が男女共同参画社会だよ、と思いましたが、これでいいんですよね。これで「平等」なんです。

 

あとは「ワークライフバランス」ですかね。
親戚の20代の女の子は大手企業の総合職で毎日夜遅くまでバリバリ働いていますが、「家庭を持つことが夢だから、プライベートな時間が欲しい」とよく愚痴をこぼしています。「それなら一般職を選べば良かったじゃん」なんて思う方もいるかもしれませんが、それでは解決したことにはならないんですよね。

 

男女を問わず、20代の若者が夜の10時や11時まで働かなければならない社会というのがそもそも間違っているのだと思います。人生におけるゴールデンタイムとでも呼ぶべき至高の10年間を労働だけに費やすなんて、そんなにまで勿体無い話は他にありません。

 

日中最大限集中して働いたら午後6時には退社して、平日でも友人や恋人と食事くらいはできる世の中であるべきでしょう。ドイツで働いた経験のある友人が言っていました。「午後5時には強制的に退社させられた。それでも十分会社は回っていたから、やってできないことはないんだよ。」と。

 

無駄が多過ぎるんですよ、日本の社会には。
例えば、24時間オープンの飲食店なんて必要なはずがない。そういうわけのわからないところで何よりも貴重な「若者の時間」を浪費してしまっているから経済は弱るし少子化も進むのです。効率化を推し進めさえすれば、おそらくはむやみやたらに外国人労働者を投入する必要もなかったでしょうしね。

 

で、婚活は?


話がだいぶ逸れてしまいましたが、私はいつもこうなのです。何か考え出すとどんどん深みにハマっていってスタート地点をいとも簡単に忘れてしまうのです。

 

ということで婚活なのですが、前途多難な気がしますね。子供を持つことに拘れば、やはり35歳くらいまでの女性が望ましいわけですが、30代前半の若い女性が私のようなオジサンと子作りしたいとは思わないでしょうしね。もちろん、私に経済力(と身長)があれば話は別でしょうが。身長はシークレットシューズで何とかできるとしても、収入は一朝一夕には増えませんからね。

 

もちろん今後積極的に婚活パーティーには足を運びたいと思っていますが、ダメだった場合は以下の二択ですかね。

 

  • 子供を持つことを諦める
  • 東南アジアで婚活


私はこれまでの人生において、欲しいものなんてほとんど手には入りませんでした。ですから、まあ独身のまま一人で死ぬことになっても仕方ないか、とは思っていますけれどね。

 

そう言えば、私は過去にこんな記事を書いたことがあります。

 

taiwanlover.hatenablog.com

 

あれから3年も経つのだなと。読み返す度に、もし若い頃に戻れたら、、、なんてつい思ってしまいます。

 

ということで、兎にも角にも2019年中に恋人を作り、東京オリンピックを夫婦で観戦しに行けるよう婚活に励みたいと思っています!