元台湾在住サラリーマンの徒然なる日々

かつて台湾に数年間住んでいた日本人サラリーマンが綴る雑食系台湾ブログ。ご連絡はTwitter(https://twitter.com/superflyer2015)経由でお願いします。

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PCR検査は痛いのか? 3回受けた私の感想

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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策に関連して、日本では未だに「PCR検査を自由に受けられないことに不満を抱いている人」が多いようです。


私は既に3回この検査を受けましたが、痛みがないわけではありませんでしたし、自ら望んで積極的に受けたいような検査ではありませんでした。せっかくですから今回は自身の経験をご紹介したいと思います。

 

PCR検査とは?


まず、そもそも「PCR検査」とはどんな検査なのかというところから始めたいと思います。


「PCR」とは「polymerase chain reaction」の略で、日本語では「ポリメラーゼ連鎖反応」と言います。「核酸増幅法」などとも呼ばれます。なので、PCR検査とはすなわち、「PCRという名の連鎖反応を利用した検査」ということになります。


DNAポリメラーゼと呼ばれる酵素の働きを利用することで任意の遺伝子領域やゲノム領域のコピーを指数関数的に増幅させる方法であり、採取した少量のDNAサンプル内に特定の遺伝子が存在するかを検査することができるのです。


ですから、コロナへの感染の有無を調べる際には、増幅を試みた結果「増えなかった」場合には「陰性」、つまり採取した検体中に当該遺伝子は存在しなかった、コロナには感染していない可能性が高い、という判断になるわけです。


しかしながら、精度は6〜7割程度だそうですから、1度検査を受けて陰性だったからといって安心すべきではありません。確率の面からざっくり言えば、2回受けることが望ましいと言えます。もちろんそれも検体の採取が適切に行われたならばの話ではありますが。

 

検体の採取方法


この検査に関しては、兎にも角にも検体の採取にクセがあります。


検体の名称に関しても現在日本では色々な表現がなされていますが、ここでは厚生労働省が使っている名称を用いることにします。


検体の候補としては、基本的には以下の3種類です。

 

  1. 喀痰
  2. 咽頭拭い液
  3. 鼻腔拭い液


「喀痰」は、吐き出した痰を採取する、もしくは既に入院中で呼吸管理を受けている場合などに器具により吸引したものを用いる方法ですが、あまり一般的ではありません。そもそも今すぐ痰を吐き出せと言われてもそう簡単ではありませんしね。


ということで、基本的には、「咽頭拭い液」か「鼻腔拭い液」かの2択となります。「鼻咽頭」という表現が使われているケースもありますし、「拭い液」の代わりに英語表現である「スワブ(swab)」という単語を用い、「鼻咽頭スワブ」などという表現もよく見られます。


要は、綿棒で喉を擦って検体を採取するか、鼻から挿入して奥の方を擦って採取するかの違いです。やはり鼻腔拭い液の方が検出精度は高くなるようですが、出血のリスクなどもあるため、口から入れるタイプの方が検体採取の担当者にとっても検査を受ける側にとっても気楽ということにはなるようです。


検体の採取にかかる時間としては、本当に拭うだけですから、10〜20秒程度で済みます。採取後にターゲットとなる遺伝子の増幅を試みるわけですが、これには数時間かかるため、検査結果が出るのは早くて数時間後、最長で48時間以内となっています。当然ながら検査数というか検体の数次第ではあるわけですが、現在であれば、基本的には検査日の翌日には結果が出るようです。

 

実際に受けてみた感想


私は現時点で計3回このPCR検査を受けたのですが、そのうちの2回が「咽頭拭い液」を用いたものであり、1回が「鼻腔拭い液」を用いたものでした。


まず咽頭拭い液を用いた2回に関してですが、これはもう本当に検体を採取する担当者のスキル次第というか、どのくらいしっかり検体を採取しようと思うか次第というか、、、その2回でも感想としてはだいぶ大きく異なります。


1回目に関しては、綿棒で喉を単に擦られるだけで全く苦痛はありませんでした。不快感すらほとんどなく、巷で騒がれている検査はこんなにまで簡単なものなのかと正直驚きました。


ただ、2回目は大きく異なりました。1回目よりもだいぶ奥まで綿棒を挿入され、嘔吐反射の連続。「オエッ」、「オエッ」と何度も吐きそうになり、痛くはありませんでしたが不快感はなかなかのものでした。食事の直後にこの検査を受けていたら大変なことになっていたかもしれません。これが理由で検体採取の担当者はあまり綿棒を奥まで挿入したがらないそうですが、そりゃそうだろうなと。


そして「鼻腔拭い液」の採取も私は経験しましたが、これに関してはもう私はできれば二度と受けたくないです。本当に「そんなに奥まで入れるの!?」というくらい奥まで挿入されました。鼻はあくまで入口であって、拭う対象は咽頭なのです。少し顎を上げ斜め上を向いた姿勢でズンズン奥へ奥へと綿棒が挿入されるのですが、もう恐怖でしかありません。あとは、すごく痛いとは言いませんが、私の場合はそれなりに痛みもありました。奥まで挿入したら綿棒を出し入れしたり回転させたりするのですが、本当に大変な不快感でした。鼻や喉というか、まるで脳の方まで何か異物を突っ込まれているようで、ただただ恐怖の時間でした。検体採取後はしばらく鼻水がダラダラと出てきて止まらず、体内に異物を入れるというのはやはり良くないことなのだなと本能的に感じました。


全体を振り返っての感想ですが、私は特に鼻から挿入するタイプのPCR検査はもう受けたくないです。正直怖いです。口から入れる方ならまあいいのですが、鼻のは嫌です。


日本には相変わらず検査希望者がたくさんいるそうですが、私には理解できません。YouTubeに実際の検査動画がたくさん上がっていますから、皆さんも一度見てみてはいかがでしょうか。

 

終わりに


実は私、結構な怖がりでして、、、PCR検査を受けることが決まって以降はネットで情報をひたすら漁りました。検査動画もたくさん見ました。厚生労働省がアップしているのはもちろんのこと、欧米の学術機関が専門家向けにアップしたお手本動画まで本当に色々見ました。


そこでわかったのですが、全ては検査キット、及び検体採取の担当者次第です。鼻から細長い綿棒を挿入するわけですが、動画によって明らかに挿入の深さと挿入後の手順が違うのです。挿入後少し待ってから引き抜きましょう、と言っているものもあれば、挿入後に出し入れしたり回転させたりと追加のアクションが存在するものまで本当に様々なのです。


比較的浅めに挿入してちょっと待って引き抜くだけなら多分痛みも不快感もあまりないかと思います。皆さんが今後受けることになるかもしれない検査がそういった負担の少ないものであることを祈っています。