元台湾在住サラリーマンの徒然なる日々

かつて台湾に数年間住んでいた日本人サラリーマンが綴る雑食系台湾ブログ。ご連絡はTwitter(@superflyer2015)経由でお願いします。

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本当は怖いSNS

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自戒を込めつつ、全ての現代人へ。

 

SNS依存性の管理人


実は私、「ネット依存症」という非常に危険な病に罹ってもう15年くらい経ちます。

 

具体的には、いわゆる「SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)」に非常に強く依存しています。全ての始まりは「mixi」でした。今はもう存在していないのかもしれませんが、かつて大流行した国産のSNSであり、日本におけるSNSの先駆けでした。

 

当時は、電話番号やSMSによる認証もなく、アカウントはいくつでも作り放題でしたし、国による各種規制も皆無でした。そんな状況ですから、売買春の温床になったりと、良くも悪くも本当に自由で何でもありの恐ろしい世界でした。この事実は日本のSNS史を語る上で欠かすことのできない部分だろうなと、当時を生きた者としては思っています。

 

その後、日本で広まったのは「Facebook」です。実名登録が義務付けられているということで、最初は抵抗感を持つ人も多かったわけですが、実名ゆえ、友人検索が容易なこともあり、好き好んで利用する日本人も次第に増えていきました。実名だと他者を大っぴらに攻撃したりするのも躊躇われますから、それがいい感じの抑止力として機能していた部分もあるかと思います。

 

「Twitter」も現在進行形で流行っていますね。発言する際に厳しい文字数制限があるわけですが、これがうまく機能していて気軽に発言しやすい点が受けたのだと思います。私もこれが大好きで、毎日朝から晩までやっています。

 

その他には、「インスタ映え」でお馴染みの「Instagram」がありますね。特に若い女性が自らの承認欲求を満たすために利用しているイメージが強いです。私はSNSが大好きですが、これだけはやっていません。スマートフォンにアプリをインストールしてみるとわかるわけですが、すぐにリアルの友人のアカウントが表示されます。私はSNSをやっていることをリアルの友人等には一切知られたくないので(ネット上では完全に別人格なので笑)、それを知り利用は諦めました。

 

あとはもちろん、皆さんが大好きな「LINE」なんかもSNSに分類されます。

 

(Facebook?)台湾におけるSNS事情(LINE?) - 元台湾在住サラリーマンの徒然なる日々

 

ただ、LINEは従来の音声通話や電子メールに代わる知り合い同士のコミュニケーションツールですから、FacebookやTwitterとはだいぶ異なる存在な気がします。メッセージ機能と音声通話機能のみを使っている人も少なくないと思いますが、その場合は全然SNS的な使い方とは言えませんしね。

 

更に挙げると、「Google+」とか「WhatsApp」、「WeChat」、「KakaoTalk」などなど、その他にも本当に様々なSNSが存在しています。

 

本当にいい時代になりましたよね。私は異国の地で長年一人暮らしをしており、彼女もいませんから毎日寂しい時間を過ごしているわけですが、Twitterなんかにアクセスして適当なことを呟けば、誰かがコメントをくれたりしますし、皆さんのツイートを読むのも純粋に楽しいです。

 

ただですね、、、どうもこの1年か2年くらいで「娯楽目的ではないユーザー」が非常に増えまして、不快に感じることも増えました。どうやらこのことをあまり理解していない方も多いようなので、その他のもう少し一般的な視点も含め、今回はSNSの利用に際して我々が自覚しておいた方が良いだろうと思われることをいくつか挙げてみたいと思います。

 

本当は怖いSNS


SNSに関して、私が「冷静になって考えてみると怖いな」と思うのは以下の点です。

 

  1. 匿名性が生む不安感
  2. 簡単に「ブロック」が可能
  3. 正確でない情報が多い
  4. コミュニケーション能力劣化の可能性
  5. 商用利用ユーザーが多い


それでは、以下順番に見ていきましょう。

 

1、匿名性が生む不安感


私も含め、特に日本人は「匿名」でSNSをやるのが好きなわけですが、どのSNSにも「どんな人なのかよく分からない人」がすごく多くないですか?

 

だいたいの年齢どころか性別すら分からない人も実際にはすごく多いです。これ、個人的には、精神衛生上あまり良くないことだなと思う時があります。例えば、時々Twitterでリプ(公開コメント)をくれる方がいるのですが、アイコンは初期設定のままでほとんどツイート履歴もなく、性別も含め相手のことが一切分からないのです。私も一応ブロガーですから、毎回真面目に返事をするわけですが、正直すごく気分が悪いです。私は匿名でやってはいるものの、性別やだいたいの年齢、婚姻状況や居住地なんかは全て公開しています。要は、相手からはある程度見えているのにこちらからは一切見えないという一方通行な状況が、無意識のうちに私を不安にさせているような気がするのです。

 

更に言うと、この不安感は「真面目な話」をしようとすればするほど増大する気がします。こっちは真面目な対応をしているのに、まるで馬鹿にされているように感じる時があるんですよね。私はもう結構な年齢ですが、そんな私に対して、まるで親が子供に話しかけるような感じでメッセージを送ってくる人もいますしね。

 

そんな経験を繰り返すうちに、私はSNSそのものに不信感というか、疑問を抱くようになったのです。そしてそれを今こうやって形にしているところです。

 

2、簡単に「ブロック」が可能


私の過去のTwitterでのアクティビティーを知っている古参フォロワーさんたちは覚えているかもしれませんが、私はブログでもSNSでも結構ストレートな意見発信をしていますから、批判されることも多いです。そして、私の基本的なスタンスは「ブロックはせずにしっかりと話し合って理解を求める」なので、批判コメントだろうと決して無視はせずに対応してきたのですが、やはり「しっかり説明しても理解できない人」や「聞く耳を持たない人」というのは世の中にはたくさんいるようで、最終的にこちらが疲弊するだけということも多かったのです。

 

このことに関して悩んでいたところ、数人のフォロワーさんたちから「話が通じない相手は早めにブロックした方が良いですよ」といったアドバイスをもらい、大きく方針を変えることにしました。なのでもう最近は、一切返事すらせずにブロックすることも多いです。

 

ただ、冷静になって考えると、これって怖いことだなと思うんですよね。リアルだと、いくら気に食わない相手でも「ブロック」なんてできないわけじゃないですか。「だからこそ、ネットの世界でくらい自己中になったっていいじゃないか!」といった考えの人もいるのかもしれませんが、どうなんでしょうかね。個人的には、これを繰り返すと、リアルでの人付き合いがどんどんめんどくさくなるような気がします。実際の人付き合いの場では、やはり「相手の長所を見つける努力をする」ことが結構大事だと思うのですが、そういうことをせずにサクッとブロックする癖をつけると、そういった些細な努力すら億劫になるのではないかなと。

 

3、正確でない情報が多い


SNS上では、間違った情報も本当に多いですね。正確に言うと、「科学的な根拠のない正しいのかどうかよく分からない情報」が多いです。

 

情報の「シェア」が好きな人というのはどのSNSにもいるわけですが、私のところにまわってくる情報を見ていると怪しいものも多いです。例えば、「◯◯(お店の名前)でこんな酷い対応されました!」とか、「メルカリで盗品が転売されています!」みたいなのがあるわけですが、いわゆる「風説の流布」である可能性もあるわけで、個人的には怖いなと感じることも多いです。

 

例えばTwitterだと、「拡散希望」と書かれたツイートがまわってくることがありますが、よくよく見てみれば、ただのアフィリエイト広告でしかないなんてこともあったりして、リテラシーのない人が養分になっているのだなと、いつも見ていて悲しくなります。

 

兎にも角にも、中身をよくチェックして情報の「質」を判断するプロセスは絶対に必要だと思います。最近では詐欺のようなものも本当に多くありますから、要注意です。

 

4、コミュニケーション能力劣化の可能性


長年SNSをやっていて思うわけですが、SNS依存はコミュニケーション能力の低下に繋がる気がします。

 

TwitterにおけるツイートでもFacebookやInstagramにおける投稿へのコメントでも何でも良いのですが、やはり「短文」であることが多いです。こう、ブチっ、ブチっと細切れになった感じのコミュニケーションがメインになるわけですが、この繰り返しは言語能力を劣化させるような気がしてなりません。

 

最近の日本人の中には、「長い文章の読み書き」が苦手な人が非常に多いです。起承転結を考慮して文章を書いたり、文章全体の流れを論理的に保ったりといったことができない人がすごく増えています。このことの原因を考えると、どうもそこにはSNSの影響があるように思えてならないのです。

 

例えば、10年前であれば、友達や恋人と連絡を取る際は電子メールを使うのが一般的でした。特に親しい人へのメールであれば、ある程度雑に書くこともあったわけですが、そうでない場合は「一通の中に必要な情報をしっかり盛り込む」必要があったような気がします。ところが、例えばLINEの場合、コミュニケーションのキャッチボールが電子メールよりもはるかにスピーディーに行われますから、一度に送るメッセージがメールよりも短文になる傾向があるわけです。

 

もう少しわかりやすい例を挙げましょうか。
あなたは、例えば今回のブログ記事のような数千文字の文章を根気よく書くことができますか?
「すごく苦手」なんて方、多いのでは?
でも、その中には、毎日LINEでかなりの回数の送受信を行い、合計の文字数が結構な値になっているという方も決して少なくないのではないでしょうか。

 

ということで、SNS世代な現代人は、ある程度長めの文章を読んだり書いたりといったトレーニングもたまにはした方が良いと私は考えています。これはオーラルコミュニケーションに関しても同様だと思います。文章を書くのが上手な人の中には、トークが上手い人も多いですからね。

 

いませんか? LINEだと饒舌なのに、いざデートとなるとあんまりしゃべれない人(笑)

 

5、商用利用ユーザーが多い


これに関しても、案外よく理解していないユーザーが多いようですが、SNSを収益ツールとして利用している人は近年非常に多いです。

 

一番多いのは、ブロガーが宣伝ツールとして利用するケースです。現代においては、ブログはかなり強力な金儲けの手段であり、ブログで収益を得ている人は非常に多いです。そういった連中にとって至上課題は当然「アクセス数を増やすこと」であり、SNSは有効な宣伝ツールになり得るわけです。

 

もちろん、ただブログ記事の更新情報をポストするだけではありません。例えば、別のアカウントを作り、そのアカウントでそのポストに記事の賞賛コメントを書いたりシェアしたりといった方法があります。そしてさらに、その賞賛コメントに対するお礼をポストしつつ再度URLをプッシュする等、自作自演によって何度もループさせることで、当該URLのインプレッションを高めるというテクニックがあるのです。

 

つまり、あなたがこのループに加わった段階で、あなたは「サポーター」になるわけです。もちろん本当に良記事なら拡散に協力するのもアリだとは思いますが、「何度もシェアされているから良記事なはず」と思い込むのは危険です。ちなみに、私はそういったセコいことはしませんから、当ブログの記事は是非躊躇せずにSNSにてシェアしてください。きっと私はあなたのことが好きになります(笑)

 

終わりに


ということで以上、今回はSNSのダークサイドにスポットを当ててみましたが、いかがでしたでしょうか。

 

SNS自体は我々の生活を豊かにしてくれる有能なエンターテイメントの一つですし、私も日々の寂しさを紛らわせるのに積極的に活用中です。ただ、相手の顔の見えないコミュニケーションにあまりハマり過ぎるのもやはりちょっと危ないので、十分なリテラシーを持った上で、ほどほどに楽しむのが良いのかなと思います。

 

それでは、そろそろ筆を置いて記事を投稿し、いつものようにTwitter(https://twitter.com/superflyer2015)とFacebook(https://www.facebook.com/lemonkocha)に更新通知を流そうと思います。私は今夜も暇ですから、もしよかったらそちらの方で、是非気軽に私に話しかけてください。皆さんからのご連絡を楽しみに待っています。