元台湾在住サラリーマンの徒然なる日々

かつて台湾に数年間住んでいた日本人サラリーマンが綴る雑食系台湾ブログ。ご連絡はTwitter(https://twitter.com/superflyer2015)経由でお願いします。

台湾にある「泰式マッサージ店」には要注意!

台湾を訪れる際には、名前に「泰」が付いたマッサージ店には要注意です。

 

台湾旅行と言えばマッサージ


「マッサージ」は台湾旅行における主要な楽しみの一つです。日頃の疲れを取ってもらいリラックスするという現実的なメリットもありますし、やはり純粋に気持ち良いものですから、好きな方も多いのではないでしょうか。

 

私は肩凝りがひどいので、かつて台湾に住んでいた頃は毎週通っていました。価格も日本人的には安めですし、台北市内であれば店舗数も非常に多いので気軽に利用できる点が嬉しいですね。また、日中だけではなく、夜遅くまでやっているお店も多いので、出張で訪台する方にとっても利用しやすいのではないでしょうか。

 

マッサージと言っても色々と種類があるわけですが、そのあたりの一般的な話は以下の記事にありますので、もしよかったらお読みになってみてください。

 

taiwanlover.hatenablog.com

 

さて、今回なのですが、、、マッサージに関してちょっとブラックな話をしてみようかなと思います。

 

上にリンクを貼った記事を書いた時点では私はまだ台湾に住んでおり、なかなかブログには書きづらい話もあったわけですが、現在は台湾を離れていますから、そろそろ頃合いかなと。

 

泰式マッサージ


実は最近、久しぶりに台湾に行ってきました。
今回は出張でしたから日中はずっと仕事で、会社の人と一緒に夜食事をした後でやっと自由になるといった感じの数日間でした。最近疲れが溜まっていたこともあり、この機会にぜひ体のコリを取ってもらおうと思い、かつて足繁く通った台北メトロ(MRT)の中山駅周辺(台北駅からも徒歩で行けるくらいの距離)にあるお店に足を運びました。

 

そして驚きました。なんと、お店があった場所が更地になっていたのです。ビルごとなくなっていましたから、まあオーナーがまとめて売り払ったのかなと、、、なんて思いつつ、別のお店に向かうことに。

 

すると今度は、お店があった場所に飲食店ができていました。この時点で正直、何が起きたのかだいたい想像はできたのですが、案の定、知っているお店が近くにもう一店あったのですが、そちらも飲食店に変わっていました。

 

これら三店に共通するのは、名前に「泰」の文字が入っているタイ式マッサージのお店だったということです。そして、これは今だから書けることですが、台湾にあるタイ式マッサージのお店のマッサージ師は基本的に全員女性で、施術室が個室になっていることも多い為、要は「オプションビジネス」に手を出すマッサージ師もいるわけです。性的なサービスを提供する代わりにお金を、、、ということです。

 

もちろん男性客に限った話ではありますが、これは台湾では法律で禁止されていますから、絶対に誘いに乗ってはダメです。しかしながら、「お互いにメリットがある」と考える男性客は多いわけで、こういった闇の部分はマッサージ界隈から今後も無くならないだろうと私は考えています。

 

ちなみに、私もそういう「お誘い」に何度も遭遇したことがあります。ただ、こんなつまらないことで逮捕なんてされたら死んでも死に切れませんから、誘いに乗ったことは一度もありません。最初ははっきり断っていましたが、断ると露骨に機嫌が悪くなるマッサージ師もいたため、「そういのはいらないけれど、少しくらいならチップ渡すから普通にマッサージしてください」と言うようになりました。女性たちだって本当は手を汚したくはないわけですから、これで丸く収まるわけです。

 

「そこまでして行く意味あるの?」と思われたかも知れませんが、まともなお店のマッサージは薄給で働く私には高かったので、チップを含めてもまだ私には割安感があったのです。あとはまあ、私は育ちが悪いので、そういう俗っぽい場所が純粋に好きだったりします。だからクラブのような場所も好きで、当ブログにも関連記事があったりするわけです。

 

taiwanlover.hatenablog.com

 

ということで、詳細は分かりませんが、私が台湾を離れて以降、この数ヶ月の間に警察の大規模な手入れがあったのだと思います。最初にリンクを貼った記事中でご紹介しているエリアにも足を運んでみましたが、多くのお店の看板が変わっていました。警察の手入れによってオーナーが変わる(現実的には、親戚や友人への事業譲渡?)というのは台湾では比較的よくあることです。表向きはただのマッサージ屋ですから、しっかり「潰す」というのは警察的にも容易ではないのかもしれません。

 

ちなみに、これは一例ですが、泰式マッサージ店の外観はこんな感じです。

 

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件の記事でご紹介した「八徳路四段」沿いでは、こちらの写真のお店のように、現在でも営業中のお店がいくつもあります。ただ、私は犯罪の幇助をしたくてこれを書いているわけではなくて、そういう実態を知らずにフラフラっと入ってしまうのは「リスク」だと考え、今回記事にすることにした次第です。

 

健全なお店を利用しましょう


ではどうすれば良いのか?という話になるわけですが、店名に「泰」が入っているお店を避けるのが有効だと思います。あとは、多少割高でもガイドブックに載っているようなお店に行くことを私はお勧めします。ガイドブックを書いているようなのは当然現地の事情に詳しい人なわけで、リスクのあるような怪しいお店の宣伝をするとは到底思えません。

 

私も今回は典型的な観光客向けのお店を利用しましたので、一つだけご紹介しておこうと思います。中山駅の近く、林森北路の少し西側にあるお店です。あいにく写真を撮り忘れてしまったのですが、お店の名刺をもらったのでその写真を載せておきます。

 

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地図にある通り、「六條通」を西に進み、「中山北路」に出るちょっと手前の左側(南側)にあります。私はよほど気に入らないとお店の宣伝は普段しないのですが、ここはオススメできます。指圧に関してはカーテンで仕切られるだけの簡素な空間で施術を受けることになりますが(オイルマッサージに関しては不明)、その分非常に良心的な価格設定ですし、店員さんもマッサージ師も日本語が上手です。あとはいわゆる時短(時間短縮)もありませんでした。平日の夜遅くに伺い、60分の全身指圧コースをお願いしたところ、どうやら空いているマッサージ師がいなかったようで、受け付けにいたおばちゃんはマッサージ師に呼び出しの連絡をした後、なんと自ら私に対してマッサージを始めました。10分くらい後に呼び出されたマッサージ師のお兄さんと交代したのですが、なんとそこから60分間しっかり揉んでくれました。マッサージ自体も非常に丁寧で質が高く、これなら皆さんにもお勧めできるなと思ったわけです。

 

ちなみに、その時に私以外にいた3名のお客さんはどうやら日本人のご家族だったようで、高校生くらいの男の子のお母さんが「超気持ち良かった! 最高! 明日も来ます!」とものすごいテンションでした(笑)

 

その他、特に女性にお勧めな方法としては、「男女」と書かれていない「SPA」を選ぶのも良いかと思います。スパとは言っても、フェイシャルエステのようなものだけではなく、ごく普通のマッサージも受けられます。やはりそういった女性に特化したお店なら安心して利用できるのではないでしょうか。

 

あとは、大衆向けの安価なマッサージ店の場合、利用者が女性であれば女性のマッサージ師が担当することが多いのですが、お店によっては男性が担当するケースもあるため、希望がある場合は受け付けでしっかりとその旨伝えることをお勧めします。

 

ということで今回は以上ですが、要はまあ、「怪しいお店は本当に怪しいので要注意!」ということですね。

 

おまけ

 

ついでに書いておくと、最近どうやら台湾以外だとベトナムが日本人に人気だそうなのですが、社会主義国家であるベトナムであっても、今回の話は当てはまります。ベトナムの場合、怪しいビジネスをしているマッサージ店の看板には、「泰」ではなくて「VIP」と書いてあったりするのだとか。まあ何となく意味は伝わりますよね。なので、訪れる際にはそういうお店は避けるのが無難だと思います。

 

ちなみに、これはただの宣伝ですが、もしベトナム旅行に興味のある方がいらっしゃいましたら、こちらの記事が参考になるかもしれません。

 

sfcmiler.hatenablog.com

 

記事中にビーチ関係の記事のリンクもあり、そちらでは私がYouTube(ユーチューブ)にアップした動画も見られますから、ぜひチェックしてみてください。

 

とまあ、最後ちょっと話がズレましたが、兎にも角にも台湾と言えば「マッサージ」ですから、皆さんも台湾を訪れた際にはぜひ試してみてください。

 

なお、これはマッサージあるあるですが、足裏マッサージを受けている時にあまりにも痛い時はしっかり「痛い!」と叫びましょう(笑)
中国語で伝えたいのなら、「很痛(ハントン)!」と叫べばOKです。