先週末、特にやることもなかったので、何となく台北市街地に行ってみました。こんなこと書くと引かれそうなのですが、結構デパートでウインドウショッピングをするの好きなんですよね。高級スーツケースとか、見ているだけで面白いですしね(笑)
市政府駅の近くで昼ご飯を食べたので、その時のことを今回は簡単に紹介させていただこうかなと。
いつも賑やかな市政府駅周辺
ということでやってきました台北メトロ(MRT)市政府駅。
相変わらずこの辺には人が多いですね。お洒落な若者なんかもすごく多くて、私が普段生活しているエリアとは大違いです。
写真に写っている「微風信義(Breeze Xin Yi)」は昨年誕生したばかりのデパートなのですが、高級ブランドのテナントばかりで本当に中に入るとびっくりします。洋服一着の価格が東京-台北間の航空券と同じくらいでしょうか。いや、もっとかな、、、
月収10万円くらいで働いている人が大半なのに、日本人も驚くような富豪が結構ゴロゴロいるという、本当に不思議な国です台湾は。
「君悦排骨」の排骨麺
そういう富豪を尻目に安い飯屋に入る。これが台湾在住日本人の日常です。
って、もちろんそんなのは私だけなわけですが、この日は急に排骨(豚のスペアリブ)が食べたくなったので、「君悦排骨」に行ってきました。
実は過去にも記事にしたことがあるので、よろしければ以下の記事もご覧になってみてください。
メニューにはそこそこ種類があるのですが、この日は「排骨麺」にすることにしました。
注文時に「乾麺」と「湯麺」のどちらにするかを聞かれました。要は汁無し麺か汁有り麺かを選べるわけです(「湯」は中国語では「スープ」のこと)。私はスープが大好きなのでもちろん湯麺を選びました。
う〜ん、やっぱりいいですね! 台湾のローカルフードは! 何だかホッとします。
実は私、前回書いた記事で「排骨麺よりも排骨飯をオススメします」的なことを書いたのですが、前言を撤回させていただきます。排骨麺もすごい美味しいです!
こちらのお店の排骨はもう言うまでもなくすごく美味しいのですが、湯麺に関してもこの日は特に美味しく感じました。塩分控えめでさっぱりした味なのですが、キャベツの甘みの中で胡椒のアクセントが効いていて、ツルツルした麺に絡めて食べると本当にすごく安心する味なんですよね。
排骨にかぶりついてはスープを啜る。私のようなオッサンが一人で食べていると周囲には悲哀のオーラが立ち込めるかもしれませんが、私にとっては実に豊かな時間です。
よくこういったローカルフードを「B級グルメ」と呼ぶ人がいますが、正直私は大嫌いですねそういう呼び方。失礼でしょ、作ってくれてるおっちゃんやおばちゃんに。
何万円もする寿司とかフレンチのフルコースとか、何万円もするシャンパンとか、そういう贅沢品にほんのちょっとだけ触れたことのある人間として言いたいんだけれど、台湾のローカルフードは本当にご馳走ですよ。濃い味に慣れすぎて舌が馬鹿になっている日本人にはわからないのかもしれないけれど。
最近思うのですが、台湾の魅力に気付けるかどうかって本当に人に依りますよね。
鳥越俊太郎に投票する人が100万人以上もいて、みんな頭の中はポケモンだらけ。海外在住亡国出身者の悲哀、あなたに伝わりますか?