元台湾在住サラリーマンの徒然なる日々

かつて台湾に数年間住んでいた日本人サラリーマンが綴る雑食系台湾ブログ。ご連絡はTwitter(https://twitter.com/superflyer2015)経由でお願いします。

中国に遊びに来ませんか?

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日本のすぐお隣にある面白い国、中国。あなたも訪れてみませんか?

 

日々高まる中国の存在感


私が若い頃は、「中国」というのは国土が広大で人口が多いだけの貧しい国、小汚い人民服を着た連中が群れをなしてボロボロの自転車で街を行き交っているイメージがありました。

 

そんな中国ですが、言うまでもなく現在では世界第2位の超大国であり、遠くないうちにアメリカを抜くことがほぼ確実だという話もあります。ロイター等の国際的メディアを日々チェックしていても近年は中国の話題ばかりです。

 

私は今、その超大国の首都北京でこれを書いているわけですが、確かに世界の中心になる上で十分なポテンシャルを持った街だとは思います。日々ものすごいスピードで社会が動いていますし、特にこの街にいる若者たちは皆キラキラと輝いています。「北京にいる」ということを彼らは心から誇りに思っているようですし、それに見合った努力も怠りません。特筆すべきはやはりIT関連のスキルです。日本ではコーディングをして生計を立てている人たちを「ITドカタ」などと言って馬鹿にする傾向があるようですが、こちらの若者たちは皆仕事を楽しんでいますし、個人個人のスキルを正確に評価し待遇に反映させるシステムがしっかりと確立しています。最近のトレンドは機械学習やAI関連の技術ですが、それらの分野において世界をリードするのに十分な人材がここには揃っています。

 

これが「数の力」です。
インターネットの普及により、どれだけ田舎に住もうとどれだけ貧しかろうと最先端の情報や技術に容易に触れることができるようになりました。ですから、向上心さえあれば誰でもいくらでもスキルを身につけられる時代になったのです。そんな時代において、国力は一体何に依存するのか? その要素の一つが人口であることは火を見るよりも明らかです。

 

ITに社会が非常に強く依存している現代において、この流れは当分の間続くでしょう。
中国という国の存在感が今後ますます高まっていくことは確実です。

 

世界のエッジを見に来ませんか?


時々私のことを「ネトウヨ」と呼ぶ人がいますが、それは正しくありません。私は正真正銘の右翼です。日本の国旗も国歌も大好きですし、特に日本語という言語には特別な思い入れがあります。長年海外で暮らしていますから、もちろんある程度は外国語に対する理解や知識もあるわけですが、日本語ほど美しい言語は他にありません。私は日本人として生まれたことを心の底から誇りに思っています。

 

そんな私ですから、あなたが仮に「中国は好きですか?」なんて質問をしてきた際には、色々と言いたいことがあります。褒めるべき部分、賞賛すべき部分があれば、政府によるインターネット上のアクセス制限など、個人的に到底容認できない部分、強く批判されるべき部分があるのも事実です。

 

ただ、今回はそういった話をしたいのではありません。今日私がしたいのは、「中国のことを知らないのに中国の話をする日本人が多過ぎる」という話です。

 

世の中には、良いもの悪いもの、美しいもの汚いもの、光と陰、表と裏、実に様々な物事があります。そして、基本的にそれらの判断は個々人に委ねられています。ですから、最終決定は多数決でなされるのです。

 

したがって、一人一人の判断というのは間違い無く間接的ではあれ世界を動かします。我々一人一人の責任というのは重いのです。

 

それなのにも関わらず、対象物を実際に見ることすらせずに意見を発信する人がいる。これをナンセンスと言わずして何と表現すれば良いのでしょうか?

 

ということで、前置きが少し長くなりましたが、一度「中国」というものを見に来ませんか?

 

あなたが認めようが認めまいが、上述の通り、現在はここが世界のエッジ(端)です。これから更にもっともっと発展していくことが確実な今、最も勢いのある街というものを見ておくことには大きな意味があるのではないかと私は思うのです。こっちに来て、こちらの街並みを見て、こちらの食べ物を食べ、こちらのホテルに泊まり、その上で中国というものを考えてみてはいかがでしょうか。当ブログの読者さんの中には台湾好きな方が多いかと思いますし、その中には中国に対してあまり良いイメージを持っていない方が少なくないことも私はもちろんよく理解しています。ただ、そんな方たちこそ、両方見た上で意見を述べるべきだと私は考えています。相手を嫌うにしても、まず十分に相手を知る必要があるのです。色眼鏡でしか物を見れないような偏った人間の意見には誰も耳を傾けません。

 

ちなみに、私は中国に対してはどちらかと言えばネガティブな評価をすることが多いわけですが、(まともなレストランで食べる)こちらの食べ物は美味しいです。やはり最も有名なのは北京ダックですが、本当に美味いです。チャーハンやシューマイ、スープ等も美味しいです。問題は、つい食べ過ぎてしまうのでこちらで暮らしていると太ってしまうことですが。。。

 

あとは、お茶屋さんなんかに行くと楽しいです。実に様々な種類のお茶が大きな缶に入って並んでいるのですが、試飲できますし、店員さんは商売熱心で日本語が話せるスタッフがいるお店もあります。

 

観光案内に関してはガイドブックに譲ることにしますが、普通に楽しいですよ、中国旅行。

 

あとがき


私はそろそろ長きにわたる海外生活に幕を下ろし、日本に帰って余生を落ち着いて静かに暮らそうかなと思っています。

 

そんな私なわけですが、とにかく皆さんに対して声を大にして言いたいのは、「実際に触れてみないとわからない」ということです。何でもかんでも、実際に経験してみないと絶対にわからない。

 

安価で飛行機に乗ってどこにでも気軽に行ける時代ですから、こんな時代に生まれたのであれば色々見てみないと損だと思います。旅行と言うと娯楽の面が大きいわけですが、見聞を広げることが後々の人生に影響を与えることは多々あります。自身の人間としてのスケールを大きくするための限られた方法の一つなのではないかなと。

 

あとは、個人的な希望として、例えば私が今いる北京を訪れた方から感想を聞いてみたいという思いがあります。私は見てくれの悪いただの中年オヤジですからもちろん私に会う必要はありませんが、Twitter経由でも何でもよいので訪中後に感想を聞かせていただけたら嬉しく思います。

 

なお、例えば北京首都国際空港から市街地までの移動方法やタクシーの利用方法、人民元への両替の仕方等、基本的なことに関して何か気になることがありましたら気軽に質問していただいて全く問題ありません。

 

ちなみに、旅行記の寄稿なんかも大歓迎です。喜んで当ブログにて紹介させていただきたいと思います。

 

2019年のゴールデンウィークは10連休になるというニュースを昨日目にしました。それだけの日数があれば欧米旅行にも十分行けるわけですが、「あまりお金はかけたくないけれど、国内はどこに行っても混雑するし、、、」なんて考えている方もいらっしゃるかと思います。近場のアジアでのんびり、、、というのも当然候補に入るかと思いますので、その際には是非中国も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。