元台湾在住サラリーマンの徒然なる日々

かつて台湾に数年間住んでいた日本人サラリーマンが綴る雑食系台湾ブログ。ご連絡はTwitter(https://twitter.com/superflyer2015)経由でお願いします。

「消費増税見送り」がほぼ確定!? 減税の可能性も!? 全てシナリオ通り? それともメディアの誘導?

多分そうなるんだろうなとは思っていましたが、「民意」ってなんだろう、とつい考えてしまいます。

 

「消費増税見送り」がほぼ確定!? 減税の可能性も!?


どうやら日本で2017年4月に予定されていた8%から10%への消費増税が見送られることがほぼ確定したようです。さらには、内閣府参与の本田悦朗氏が7%への減税に関しても示唆したとか。

政治家はもうこの時期は選挙のことしか頭にありませんから、こんな報道が表に出た以上、増税見送りは確実でしょうね。安倍さんは増税見送りをはっきりと否定したそうですが、こんな報道がデカデカと出てしまった以上、もうどうしようもないのではないでしょうか。どんなに苦痛でもとりあえず今回は見送らざるを得ないという状況でしょう。

減税の可能性に関してもいろいろと話題になっているわけですが、実施した場合、有権者にそれなりにインパクトのあるメッセージを送ることになりますから、選挙対策としては有効に働くような気がします。経済政策としてはほとんど効果なんてないと思いますが。

 

本当に増税を見送ってしまっていいのでしょうか?


それにしても、増税の再度の見送りというのはどうも私には奇妙に思えるのですが、みなさんはどうですか?
税金は安いにこしたことはない、なんて小学生みたいなことを言ってちゃいけないわけで、借金まみれの日本のことを考えたら、増税を繰り返すことが自然だと私には思えるのですが。借金なんてのは最終的には我々の子供や孫に押し付けることになりますしね。

それに、8%から10%に引き上げたところで、上がるのはたったの2%です。まともに働いている方ならわかると思いますが、毎月の給料から強制的に引かれる社会保険料の方がはるかに問題だと思います。本当にびっくりするような額引かれるじゃないですか。
台湾では、健康保険はもっとはるかに安いですし、年金として掛けた分が最終的に戻ってこないなんていう訳のわからない事態も起こっていません。

いろいろと原因はあると思いますが、個人的には、多分公務員の給料が純粋に高過ぎるんだと思います。
身内に公務員が何人かいるのですが、今の時代の平均的な給与水準を考えると絶対に高過ぎますよ。初任給は月並みだけれど、とにかく年齢と共にガンガン上がっていく。優秀な公務員が増えることはいいことだから、民間よりも多少高めでもいいのかもしれないけれど、さすがに現状の水準は高過ぎです。
身内の一人は、「今の時代、民間企業なんていつ潰れるかわからないわけだから、民間企業なんかに就職する人間が優秀であるはずがない」と言っていましたが、まあ一流企業を除けばそうなのかもしれません。専門職(医療系、公認会計士、弁護士、研究者など)以外で公務員を選ばない理由は少ないような気がします。

 

全部シナリオ通り? それともメディアの誘導?


結局のところ、増税見送りなんていうのも全部政治家たちにとっては「シナリオ通り」なんですかね?
選挙前のこのタイミングで見送りを発表すれば、明らかに印象操作としては意味がありますもんね。だいぶ前に今回の見送りを予想していた人もたくさんいるようですし、一般平民なんていうのは、大きな力に支配された波の上でプカプカ浮き沈みしているだけの存在なのかななんて。
そう考えると、政治って何なんですかね。臨機応変に対応することは大切だけれど、全部「ショー」なのだとしたら、なんか嫌ですよね、、、

もしくは、メディアがゴリゴリ押して、動かしたい方向に政府を動かそうとしているということなのでしょうか?
だって、仮にインチキ記事だとしても、「増税見送り決定か!?」なんて報道したら、もう政府としてはどうしようもないですよね?

何れにしても、我々って舐められたものですよね。。。

以上、貧民のただのぼやきでした。