元台湾在住サラリーマンの徒然なる日々

かつて台湾に数年間住んでいた日本人サラリーマンが綴る雑食系台湾ブログ。ご連絡はTwitter(https://twitter.com/superflyer2015)経由でお願いします。

前回の記事(Amazonのせいで街の本屋さんが閉店に追い込まれているらしいという話)に関するお詫び及び補足説明

昨日投稿した記事で「最近、Amazonのせいで閉店せざるを得なくなった街の本屋さんが増えているらしい」という話を取り上げ、いろいろと好き勝手に思いついたことを書いてしまったところ、はてなブックマーク経由で多くの方から批判のコメントをいただきました。

 

taiwanlover.hatenablog.com


まず最初に、この度は不快な思いをさせてしまい、本当にすみませんでした。
有名人でもない者がこうやって謝るのもおこがましいというか自意識過剰なのかもしれませんが、読んで腹を立てた人がたくさんいるのが事実ですから。
このブログにはもともと訪問者なんてほとんどいなくて、完全に趣味ですし、あまり「読まれる」ということを意識していませんでした。ただ、書いた文章を公開しているわけですから、そういった言い訳をしてはいけませんね。まだ書くのかよ、なんて言われそうですが、みなさんのコメントから得たこともありますので、ここで少し説明を追加させていただきたいと思います。
また、先ほど件の記事のコメント欄にも少し説明を書かせていただきましたので、もしよろしければそちらを先にご覧になっていただけると嬉しいです。

 

訂正させていただきたいこと


言うまでもなく、あの職業分類は雑過ぎます。職業、業種、職種、言葉の定義を理解しろというご指摘、ごもっともです。不快に感じた方、すみませんでした。
カテゴリー分けは論外として、そういった記事を書く際には、常套句である「職業に貴賤はない」とはっきりどこかに書くべきでした。
ちなみに、小売り業界で働いている人を下に見ているわけではありません。そもそも私なんてしがないサラリーマンですから、自営業を営んでいる人たちなんかから見たら、奴隷に見えるかもしれません。規則に従ってロボットみたいに動いている時間も決して少なくはありませんし、従属的であるのも事実です。

あとは、街の本屋さんの店主が何の努力もしていないような書き方をしてしまったのも問題でした。もともと、「みんなできる限りの努力をしているけれど、それでもどうにもならないんだ!」っていう話なんですよねきっと。そもそも異なる業界の人間が意見すること自体が失礼だったのかもしれません。みんながベストを尽くしているのにどうにもならないのなら、やっぱり「なるべくAmazonで買うのは控えて、街の本屋さんで買おう!」と呼びかけるのが正解なのかもしれません。

 

一番伝えたかったこと


前回の記事ではグダグダ書き過ぎてわけのわからない文章になってしまいましたから、ここにちょっとだけ整理して書かせていただきます。
私が最も伝えたかったのは、「それでもあなたはAmazonを使いますか?」なんて言ったところで意味ないでしょ、綺麗事はやめて、具体的にどんな方法があるか考えなきゃ本当に街の本屋なんて全部なくなってしまうだろうということです。その一例が「店主がブログを、、、」という部分だったわけですが、案としてはイマイチだったのかもしれません。ただ、自分が店主だったら、、、と考えてみると、できることってある程度限られるような気がするんです。特定の分野にめちゃくちゃ強い本屋にしたくても、私にはそんなに詳しい分野ありませんし、セミナーとか開いてもあまり儲けには繋がらないような気がするし。となると、やっぱり自分に何かできるとしたら、ネット上でガンガン広報活動をしていくとか、体使って近隣に住んでいる老人への本の宅配サービスを始めるとか、そのくらいかなと思うんですよ。

昨日(1月25日)一日で、私の書いた記事を読んでくださった方は1万人以上いるわけです。(1万人なんて少ないと言われるのかもしれませんが。)しかも、若い人の比率が高いだろうことは容易に想像できます。しかも、はてなブックマークのコメントを見る限り、「街の本屋さん」の素晴らしさに言及されている方がたくさんいます。ですから、今となっては尚の事、自分が店主だったらやっぱネット関係で活路を見出せないか試してみるかと思います。もちろん、店主が高齢でそういうのが難しい場合もありますし、ネット上で活動する場合は本当にコンテンツ次第ですから、上手くいくと想定してかかるのも危険です。
あくまでここに書いたのは一案です。他にもいろいろと可能性はあるかと思いますし、できる事なら、「特定の分野に強い本屋」みたいなのを実現させた方が、本屋らしいのではないかとは思います。みんなでなんやかんや議論して、意見出し合って、そういうのが現場の人たちにとってちょっとでもヒントになればいいななんて思っています。前回の記事であんな書き方しておいて、今更きれいにまとめようと思ってももう遅いのかもしれませんが。

 

自分が感じた店頭で買うことのメリット


私が最近経験したことを一つだけ紹介させてください。
先日、スマホを買い替えようと思って、どこで買うのがいいのか同僚に聞いたところ、PChome(http://shopping.pchome.com.tw/)というサイトで買うのがいいよと教えてくれました。なんでも、安いし、台北市内であれば注文した翌日にはほぼ確実に届くそうです。私はとりあえずそのサイトで価格をチェックした後で、やはり実機を見てみたいなと思い、近所にある小規模な電気屋に足を運びました。機種自体は気に入ったのですが、やはり上述のサイト上での値段と比べると少し高かったんです。でも、「今すぐ手に入るし、、、」と思いきって買ってみました。保護フィルムと保護カバーも一緒に買ったのですが、店員のおっちゃんが「保護フィルム貼ってく?」と聞いてくるんです。念のため聞いてみると、手数料もかからないそうなのでお願いしました。私は不器用で、あの作業が大嫌いなんです。ただ、「汚くされたらどうしよう、、、」という心配はありました。しかしながら、そんな心配は杞憂に終わり、めちゃくちゃ綺麗に貼ってくれました。
日本にもこういうサービスがあるのかどうか知りませんが、とにもかくにも「店頭で買って良かった」と思いました。

という経験を、先ほどふと思い出したんです。
「保護フィルムくらい自分で貼れよ」とか、「オッサンに新品のスマホ触られるとか嫌過ぎる」なんて声が聞こえてきそうですが、まああくまで一つの例ですから。
問題は、「そういったサービスが、本屋だといったい何に相当するのか?」ということなんですよね。


ここまで書いて、最後にまとめて投稿しようと思ったのですが、、、
前回の記事に対して、また新たにコメントをいただきました。その方は書店員さんだそうで、「暇どころか実際はめちゃくちゃ忙しい」そうです。
めちゃくちゃ忙しくてもやっていけないのであれば、もうビジネスとして現状ではそもそも成立しないということですから、議論の余地としては、作業の効率化(?)くらいしか思いつきません。もちろん、そういった部分に関する議論は業界人にしかできません。貴重なコメントに感謝いたします。

こんな終わり方になり、本当にすみません。

私の書いたものを読み、能動的にコメントをくださったことを本当にありがたく思っています。