元台湾在住サラリーマンの徒然なる日々

かつて台湾に数年間住んでいた日本人サラリーマンが綴る雑食系台湾ブログ。ご連絡はTwitter(https://twitter.com/superflyer2015)経由でお願いします。

(性的合意問題)日本人女性が今こそ見習うべき台湾の女性たちのライフスタイル

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ここが変だよ、日本人。今こそ台湾から学ぶ時。

 

性的合意問題


最近日本でよく話題になる「性的合意」ですが、性というのは人間の生活において極めて重要な要素の一つですから、我々はこの問題の解決に真剣に取り組む必要があります。

 

端的に言えば、「ハグ、キス、セックス等の性的なコンタクト(接触)の際には双方の合意が前提である」というごくごく当たり前の話なのですが、現実はそう単純ではありません。

 

個別の事例はもちろん色々とあるわけですが、よく議論の種として挙げられるのは、「本当はしたくないけれど、彼氏から嫌われるのが怖いから応じている」という女性の声です。

 

今これをお読みの女性に私は問いたいのですが、あなたはこういった声に関してどう思われますか?

やはり「うん、うん、わかる!」といった感じなのでしょうか?

 

今日たまたまネット上で見つけて読んだ記事の中でも、「『我慢』している女性が日本には非常に多い」、「欧米では当たり前のことなのに、日本は異常」なんて書かれていましたから、こういった問題で悩んでいる女性はすごく多いのかもしれません。

 

私は、この問題について色々と見聞きし、こう思わずにはいられませんでした。
「台湾だったら話題にすらならないだろうな、、、」と。

 

台湾のカップルたち


ご存知の方もそうでない方もいるかとは思いますが、台湾の恋愛事情というのは、(少なくとも日本人にとっては)非常に特徴的です。

 

端的に言えば、「女性が男を選ぶ」のが一般的なのです。

はっきり言って、女性の方が男よりも圧倒的に立場が上です。

 

私は現地で何年も暮らしましたから、友人知人を含め、実に多くの「カップル」というものを見てきましたが、とにかくものすごいです。外出の際には、ちょっとしたハンドバッグ等も含め、荷物は男が全て持つのが当たり前。カフェで紅茶を注文し、サーブされたらタイミングを見計らってカップに注ぐのは男の仕事。レストランでエビが出たら、皮を剥くのも男の仕事。

 

台湾では、女性は全員お姫様です。

 

そして、上述のようなことができない男は女性からは相手にすらされません。

 

そんな社会ですから、「性的合意」がどうのこうのと話題になることなどまずあり得ないわけです。いつでも、何に関しても、決定権は女性側にあります。

 

台湾で長く暮らせばわかりますが、例外はもちろんあるにせよ、向こうの男たちというのはびっくりするくらい穏やかで優しいです。女性にはもちろんのこと、男にも優しいです。色んな意味で、女性の方が存在感のある社会なのです。

 

私は当初、「これではただ女尊男卑なだけなんじゃ、、、」なんて思ったのを今でもよく覚えています。しかしながら、台湾に移住して1年、2年、3年、、、と時間が過ぎ、見えてくるものがありました。そして、今なら確信を持って言えるわけですが、「女性が上に立つ社会」というのは極めて理想的です。

 

うまく伝えるのが難しいのですが、「平等」を実現するのって難しいんですよ。ちょうど釣り合っている天秤をイメージしていただくとわかるわけですが、ほんのちょっとの振動なんかで簡単にグラグラと揺らいでしまいます。ですから、「安定」させようと思ったら、軽くどちらかに傾けておいた方が良いのです。そして、傾けるのであれば絶対にこちら側だろうと。これが私なりの結論です。

 

性的合意の問題に限らず、日本には深刻な男女差別が存在するのが現状です。これを解決するためのヒントが、台湾の女性たちのライフスタイルの中にあるのではないでしょうか。

 

実現するための方法


ということで、批判を覚悟で私の理想を大袈裟に言えば、「女尊男卑社会の実現」です。

 

具体的に何をすれば良いのかという話になるわけですが、はっきり言って、男に何か言っても無駄です。話して理解できるくらいならとっくの昔に男女差別なんて解消されています。日本人男性は一般的に頭が悪いです。日本の女性たちはまずこのことを理解すべきです。

 

そんなわけで、以下は女性に向けて書くわけですが、兎にも角にも「もっと強く」なりましょう。

私は今、仕事の都合で中国に来ていて北京市内でこれを書いているのですが、中国の女性たちも台湾の女性たち同様、ものすごく強いです。みんなキリッとしていますし、思ったことはいつだってはっきりと口にします。私は仕事上、欧米の人たちとも付き合いがありますが、向こうでは男女の間にそもそも力関係など存在しないような気がします。女性は皆自立していて、やはりキリッと凛とした姿をしています。日本の女性だけです、メスメスしていて弱々しいのは。

 

「嫌われるのが怖いから我慢してセックスに応じる」って、、、もうアホかと。

 

それ、もはや完全に「自傷行為」ですよ?

リスカなんかよりももっとはるかにエグい自傷行為だと思います。

我慢してセックスに応じるなんて、自らの意思でレイプされているのと同じです。

 

「ノー」とはっきり言いましょう!
それで嫌いになるような男とは一刻も早く別れましょう!

 

日本の女性たちは自分自身を安売りし過ぎです。どこの国だって、男は女性に受け入れてもらうために一生懸命努力をする必要があるのに、日本では男に生まれただけで好き放題やれてしまうなんて、これはもう異常としか言いようがありません。

 

一体皆さんが何を恐れているのかわかりませんが、男に依存なんかしては絶対にダメです。精神的にも経済的にも、依存するのだけは絶対に避けるべきです。依存なんかしたら支配されるだけなのです。よく女性のことを「穴」なんて呼ぶ男がいますが、男に依存する女性がいるからそうやって「モノ」扱いされるのです。

 

私の親戚に20代の女の子がいますが、小さい頃から勉強を頑張り、いい大学に入り、いい会社に入って、年収は平均を大きく超えています。「日本では女性の賃金が低くなかなか一人で生きていくのは難しい」なんていう寝惚けたことを言う人がいますが、そんなのは言い訳です。努力をしない怠け者ほど責任転嫁をするものなのです。

 

たくさん努力をして、十分な社会的地位を手に入れて、男なんて踏ん付けてどんどん上に上がりましょう。性的合意も何も、そんなことは貴女が決めればいい。

 

男たちに「産む機械」なんて呼ばせていてはいけません。みんなで頑張って、男が「種馬」と呼ばれる世の中にしようじゃないですか。

 

あとがき


私も若い頃であればきっともっと違った物言いをしていたのでしょうが、海外で長く暮らしたことで、日本や日本人に対する視点が非常に大きく変化しました。

 

老若男女を問わず、「意思表示」というのははっきりしなければなりません。状況によっては相手の都合の良いように解釈されてしまうリスクがあります。

 

「意思の確認を相手に求める」なんていうのも他力本願としか言いようがありません。自分が適当だと思ったタイミングではっきりと「ノー」を突きつければ良いのです。

 

そもそもセックスに関して言えば、基本的には女性側にリスクがあるわけです。ですから、するかどうか決めるのは女性であって然るべきなのです。

 

SNSで隠れてこそこそネチネチと「実は私も嫌われるのが怖くて、、、」なんて言っている連中こそが、日本における男女差別の源だとすら私は思っています。意思表示すらできないような弱い人間に自由などありません。歴史的にも、みんな傷を負いながら戦い、自由や権利というものを勝ち取ってきたのです。その結果こそが、例えば欧米諸国でキラキラ輝いている自立した強い女性たちなのです。

 

ちなみに、「行為前の性的合意をその都度はっきりと確認すべき」なんて主張している若い女性がたくさんいますが、この問題の本質はそこではありません。「いい?」って聞かれて、本当はよくないのに頷いてしまう女性が日本には多いということなんですよ。私は男ですから、気弱な日本人女性が断れない雰囲気を作ることが決して難しくないことを知っています。だから、わかるのです。女性が勇気を出してはっきりと断る以外に方法なんてありません。女性たちがしっかりと意思表示をするようになれば、頭の悪い日本の男たちも自ずと「断られる可能性がある」ということを認識するようになります。そうなれば、合意の確認は自然となされるようになるでしょう。繰り返しますが、現段階では女性が勇気を出して断るしかありません。