元台湾在住サラリーマンの徒然なる日々

かつて台湾に数年間住んでいた日本人サラリーマンが綴る雑食系台湾ブログ。ご連絡はTwitter(https://twitter.com/superflyer2015)経由でお願いします。

5分でわかる台北の路線バスの乗り方

台北市内の公共交通機関はとても充実していて、「台北メトロ(MRT)」、「路線バス」、「タクシー」、「鉄道」と、それぞれ便利に利用することができます。そんな中でも、こちらに住んでいる者にとって最も親しみのある交通機関はやはり「路線バス」です。観光客からは敬遠されがちなのですが、もしかしたら、「だからこそあえて路線バスに乗ってみたい!」なんて言う変わった方もいらっしゃるかもしれないので、今回簡単に乗り方についてご紹介してみようと思います。ざっくりとした特徴に関しては、以下の記事の該当箇所を参照していただけたらと思います。

 

taiwanlover.hatenablog.com

 

バスに乗る前に行き先の確認を!

 

路線バスのバス停は台北市内のいたるところにあり、見ればすぐわかるようになっています。各バス停には、わかりやすい路線図が示されていますから、まずはそれを見て「何番のバスに乗ればよいのか」を調べます。
その番号のバスが近付いてきたら、手を上げて停まってもらい乗車するだけです。手を上げずに立っているだけだと通り過ぎて行ってしまうこともありますから気をつけてください。

 

一番重要なポイントは運賃を支払うタイミング

 

乗車する際には、前か後ろどちらかのドア、もしくは両方が開きますから、開いたところから乗りましょう。乗り込む際に、「運賃が前払いか後払いか」を示す表示がありますから、それを確認してください。
具体的に写真で見てみましょう。
一般的な路線バスの車内はこんな感じになっています。

 

台北市内の路線バスの車内


後方のドア正面の上方にある表示部分(黄色い円で囲ってある部分)に注目してください。この部分をアップで見てみると、こんな感じの表示になっています。

 

台北の路線バス


この部分に「上」か「下」のどちらかが点灯しています。写真では「上車収費」となっています。「上」となっていたら乗車時に運賃を支払い、「下」となっていたら下車時に支払えばいいわけです。運転手さんの上方にも同様の表示がありますから、前のドアから乗っても後ろのドアから乗っても確認可能です。「上」表示の場合には前のドアしか開けない運転手さんもいますが、そうでない人もいるので、とにかく開いたところから乗る感じで大丈夫です。後ろのドアから乗って、もし「上」だった場合は、そのまま運転手席の方まで移動して運賃を支払えばOKです。現金で15元(約55円)をそこにあるボックスに入れてもいいですし、悠遊卡(EASY CARD)をピッとやってもOKです。


降りる際は、日本のバスと同じでベルを鳴らして停車したら降りるだけです。乗車時に運賃を支払った場合は後ろのドアから降りても大丈夫です。

 

台北で暮らす者なら誰でも持っている悠遊卡(EASY CARD)


上述の悠遊卡(EASY CARD)というのはこんな感じのカードです。

 

台湾の悠遊卡(EASY CARD)


やはり小銭をジャラジャラやるよりも圧倒的に便利なので、旅行でいらっしゃった際には早めに入手されることをオススメします。メトロの駅にあるマシンで簡単に手に入れることができます。最初に100元かかりますが、あくまでデポジットですので、帰国前にメトロの駅にある有人カウンターに持って行って返却すれば返ってきます。カードの使い方自体はSuicaやPASMOと同じで、駅にあるマシンで適宜チャージすればOKです。コンビニ等での支払いに利用することもできます。

 


ということで、今回の記事は以上です。
こんな情報に需要があるかどうかはわかりませんが、「とにかくローカルな体験を!」なんて方はぜひ試していただけたらと思います。運転手によって運転の荒さがけっこう違ったりするので、まあ面白いかもしれません(笑)
たまに見る光景なのですが、バス停がない場所に停まるからどうしたんだろうと思っていると、近くの飲食店から弁当を持ったお姉さんが駆け寄ってきて、運転手に渡しているなんてこともあったりします。私も初めの頃は「仕事中に買っていいのかよ、、、」なんて思いましたが、最近ではもう何とも思いません。。。