元台湾在住サラリーマンの徒然なる日々

かつて台湾に数年間住んでいた日本人サラリーマンが綴る雑食系台湾ブログ。ご連絡はTwitter(https://twitter.com/superflyer2015)経由でお願いします。

(懺悔)新型コロナは風邪じゃなかった!?

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神様、私は間違っていました。

 

懺悔


今でも忘れません。2020年1月、日本の各種メディアが中国で未知の肺炎が流行している旨報道し、1月下旬にはどうやらこれは大変な問題だという認識に至った時のことを。


あれから約1年が経った今でも新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的蔓延は収束に向かう気配すらありません。


私は2020年2月にいわゆる「2週間の強制隔離」を経験し、その隔離中から1か月間ほどかけて新型コロナに関して調べに調べました。その結果辿り着いた答えは「新型コロナの恐ろしさは一般的な風邪とインフルエンザの中間」、そして「新型コロナは将来風邪と呼ばれる存在になる」というものでした。一言で言えば、「新型コロナは風邪」ということです。


それ以降、世界中の科学者たちが様々な研究結果を発表したものの、特に目新しいものはありませんでした。そもそも最初期の段階で新型コロナに「SARS-CoV-2」という名前が付けられていることからもわかるように、その特徴に関しては最初期の段階である意味十分理解されていたのです。その程度には現代の科学は進歩していたということです。


したがって、「コロナ禍」とはすなわち科学を巻き込んだ未知のウイルスとの戦いなどではなく、社会的なパニック現象なのです。


そこで私は、非力ではあるものの、ブログやSNSでの発言を通して新型コロナは風邪でしかないから過度に恐れるべきではないと訴えてきたのです。昨年1年間、それを貫きました。皆が新しくこの世界に登場した新型コロナという名の風邪を受け入れ、共生の道を歩む以外に方法はないと考えてきました。


しかしながら、その試みは失敗に終わりました。口では「コロナは風邪」と言っているような人であっても、周囲にいざ感染者が出れば態度が豹変し、徹底的に差別し批判する。何をそう過剰に恐れているのは私には理解できませんでしたが、とにかく皆コロナを風邪だとは思っていないということがよくわかりました。


コロナは季節性であり秋冬に感染者数が急増するため、2020年の夏の間に日本人の多くが上述の認識を共有することが必要だったのですが、それが叶わなかったのです。1年かかっても日本人の考え方を変えることはできなかったわけで、今後もまず無理でしょう。


ということで、私は間違っていたという結論になるのです。民主主義とは多数決のことですから、少数派は「間違い」や「失敗」でしかないのです。今では昨年1年間のコロナ関連発言を大変後悔しています。

 

正しい方向


これだけでは話の本質がよく分からない、という方もいるかもしれないのでもう少し書きますが、要は新型コロナ対策における選択肢は以下の2つしか存在しないのです。

 

  1. 「新型コロナは風邪」と認識し以前と同じ生活を続ける
  2. 「新型コロナは深刻な驚異」と認識し封じ込めを目指す


私は前者を推したわけですが、日本の人たちはそれに同調してはくれませんでした。その結果、私のような「コロナは風邪論者」と「封じ込め論者」との間に溝ができ、社会的な混乱はさらに増すことになったのです。自粛警察とかマスク警察とか、その手の社会的歪みは全てこの対立から生まれたものです。


昨年1年間も費やして私の作戦は失敗に終わったわけで、「2020年の春の段階でロックダウンでも何でもやって強引にでも封じ込めるべきだった」ということになるのです。上述の2択のうち、前者が日本人には受け入れられなかった以上、後者が正解であったということです。


「日本ではロックダウンによる封じ込めなんて不可能」と言う人がいますが、そんなわけがない。人口が日本の10倍以上の中国にできて日本にできないはずがないのです。武漢ではロックダウン中、人民解放軍がルールを破る者がいないか「監視」をしていたそうですが、日本にも自衛隊という名の軍隊が存在するわけで、同じことは可能でした。一時期経済活動を完全に止めることになったとしても、それで封じ込められるのならそうした方が良かったに決まっているのです。


現に中国では現在、マスク着用の義務すらありません。会食も10人未満ならOKです。経済成長の速度もコロナ前にほぼ戻りつつあります。


日本も中国の真似をしていれば、Go To キャンペーンや休業補償等に血税をジャブジャブ注ぐ必要などなかったのです。それに、えげつない額の血税を注いだ結果、状況は上向きましたか? むしろ状況は悪化していますよね?


昨年の私は確かに間違っていましたが、日本政府も明らかにコロナ対策を間違えたのです。

 

まだ間に合う?


今、我々が考えなければならないのは、「今からでも封じ込め政策にシフトすべきなのか?」という問題です。


皆さん各々意見はあるかと思いますが、私は今からでも封じ込めに舵を切るべきだと思っています。


現在、東京、埼玉、神奈川、千葉の4知事が政府に緊急事態宣言の発令を要請しているわけですが、菅総理はこれを受けて発令を決断すべきでしょう。急いで法整備をし、休業要請に応じない飲食店には厳しい罰則を科すべきです。


これを実行すれば潰れるお店が山ほど出るでしょうし、失業率も上がるでしょう。しかしながら、このまま行けば今後もずーーーっと経済の停滞が続くのです。そんなことになるくらいなら、一時的に関連業界の人たちには痛みを受け入れてもらい、一刻も早くコロナ前に回帰することを目指すべきでしょう。さもなくば、日本は本当に死んでしまいます。


「そんなことをしなくてもワクチンが出回れば解決するだろう」なんて思っている方もいるのでしょうが、それではあなたはワクチン接種の機会があったとして、接種するのですか?


現在80%以上の日本人はワクチン接種の希望を問うアンケートで「接種したくない」もしくは「まずは様子を見たい」と答えています。ワクチンが出回ったところで、日本人の接種への忌避は非常に強く、ワクチンが問題解決の鍵になるなんてとても私には思えません。


数日前には、イスラエルにて、ファイザーとビオンテックが共同開発したワクチンを接種した数時間後に2人も亡くなっています。日本に出回るのもこのワクチンなわけで、接種することで日本でもおそらく何人か死ぬでしょう。それがニュースになればもはや誰もそんなヤバいワクチン打ちたがりませんよね?


ファイザーが発表したワクチンの有効性(予防効果)は「95%」、モデルナのワクチンは「94%」。この数字を見て「そんなに高いはずがない」と言っている専門家もいます。つい最近中国で承認されたシノファームのワクチンの有効性は「79%」だそうですが、個人的にはむしろそのくらいの数字の方が信用できるとすら思えます。もちろん私はどこの製薬会社のものであれ、そんな突貫工事で作ったようなものを体内に入れたいとは思いませんが。


仮にワクチンの効果が十分にあったとしても、新型コロナの抗体は2か月以内でほぼ消失することがわかっていますから、皆2か月ごとに接種するのでしょうか? そんなことが現実的でないのは言うまでもありません。


ですから、「コロナは風邪」とはどうしても思えないということであれば、やはり法改正をして罰則規定を設けた上で緊急事態宣言を発令し、封じ込めを頑張るしかないのだと思います。もっと早くそれを実行すべきでしたが、今からでもやるべきです。

 

東京オリンピック?


無理。


っていうか、もうそんなイベント誰も望んでいませんよね?


私の身内にいわゆる医療従事者がいますが、職場から「県外への移動禁止」と「外食禁止」の制限が課されているのだとか。こういう話って全然報道されないんですよね。


運動会は皆が普通の生活を送れるようになってからやればいいのです。

 

コロナで死なない方法


新型コロナは「サイトカイン」の暴走(サイトカインストーム)を比較的起こしやすいことがわかっています。発症後1日や2日でサクッと死んでしまう人たちは大体これ。


ウイルスが体内に入ると免疫細胞がそれをやっつけるために戦ってくれるわけで、その免疫細胞間で連絡を取る(相互作用する)ための物質がこの「サイトカイン」。しかし、特定の条件下でこのサイトカインが出過ぎてしまい、それが元で全身で炎症反応が起きることがあるのです。これが「サイトカインストーム」。新型コロナはこの現象を起こしやすいのだとか。


ただ、普通の人にはもちろんこんな稀な現象は起きません。サイトカインストームが起きた感染者を調べてみたところ、免疫細胞におけるT細胞(ヘルパーT細胞やレギュラトリーT細胞など)が一般的な人のそれよりも明らかに少ないことがわかったのだとか。


要はですね、、、不摂生な生活をしているような人にこの現象が起きるのです。先日亡くなった国会議員(羽田雄一郎氏)は「糖尿病」や「高脂血症」等の持病持ちで「高血圧」だったそうですが、、、まあそういうことです。


皆さん、コロナで死にたくなかったら体調を整えてください。「栄養バランスの良い食事」、「適度な運動」、「十分な睡眠」。これらが本当に何より重要なのです。なお、タバコはやめましょう。お酒はほどほどに。


これらさえ守っていれば、過度に恐れる必要はありません。
日々科学に基づいた知識をアップデートしつつ、皆で協力し合いながら何とかこの難局を乗り越えましょう!